皆さんこんにちは。
少しだけ、ほんの少しだけ暖かくなってきたようなニュージーランドです。
数ヶ月前にAmazonで「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 」を購入したものが、最近ようやく届きました。コロナウィルスの影響は郵便にも及んでいるんですね…。
早速その「驚異の小宇宙 人体 」のDVDを家族で観たんですが、
あまりに分かりやすくてビックリしましたし、
何より子どもにオススメ!と思ったのでシェアしたいと思います。
「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 」とは
これは今から30年ほど前にNHKで放映された番組です。
これは以下の内容から構成されてます。
第1集 「生命誕生」
第2集 「しなやかなポンプ~心臓・血管~」
第3集 「消化吸収の妙~胃・腸~」
第4集 「壮大な化学工場~肝臓~」
第5集 「なめらかな連携プレー~骨・筋肉~」
第6集 「生命を守る~ミクロの戦士たち~」
6つのそれぞれの内容は、CG(コンピューターグラフィックス)での映像をふんだんに用いながら、タモリさんと小出五郎さんが対話する形で進行していきます。
そのCGが30年前の映像とは全く思えないくらいにダイナミックだったんですね。
何故30年前のDVDを買ったの?
私も購入前は2017年から開始された続編「人体 神秘の巨大ネットワーク」のを買おうかなと思っていました。
しかしアマゾンのレビューや、ツイッターのレビューを見ていると、
必ずしも新しいものが良いという訳じゃない
ということが分かりました。
NHKの免疫の仕組み見てるけど
昔の、驚異の小宇宙人体の免疫のほうがかっこよかったきがする
— ふぉっくすとろっと641 (@yukimohumohumo1) July 4, 2020
今、1989年版のNHK驚異の小宇宙人体を見ている。やはり、今のNスペよりも出来が良い。(もちろん内容的に古い部分はあるが)なんというか、視聴者の知性をある程度信頼して、変な飾りを極力排している。NHKにはこのクオリティの番組を作ってほしい。https://t.co/3ZSNZZGNWn
— maimai (@polyhedrosis) November 25, 2019
NHKスペシャルで人体VSウィルスとかいうのやるらしいが、告知番組見た限り1989年の「驚異の小宇宙 人体」の免疫回と似てる。
興味深いのは当時も今回も最先端CGを使っているけど、当時は機械的に、今は生物的にCGを描いてる。
正直当時のほうがセンスいい。
— まりお (@marishiten_RO) June 28, 2020
確かに内容は新しいものであるに越したことはないけれど、子どもの興味を引くという目的なら、分かりやすい前回の方が子どもの心に訴えるのかなと思ったんですね。
「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 」を子どもにおすすめしたい理由
そしてこのDVDを家族で視聴したのですが、一言で言うと
「買って正解!」
特に子どもにはおすすめの内容でした。
その理由をこれから説明しますね。
理由1:子どもへ適切な性教育が出来る
皆さん、「お子さんに性教育はどのようにするか」について考えたことはありますか?
いやこう書いている私も、人のことを全く言えた立場でもなく、完全に皆さんと同じ立場です。
性教育はしないといけないなあと思いつつ、でもどうやって伝えたらいいか分からない、そんな状態がずっと続き、結果何も伝えられていないという状況でした。
でも11歳になった娘に、性の内容に関連した「ちょっとした事件」があったんですね。
内容的には全く深刻な物ではないですし、人さまから見ると軽い内容だと思います。
でもその事件の原因が「子どもの性への無理解」だったんです。
私はそこにショックを感じました。
「いや性教育は恥ずかしい」と避けて楽をするのは私ですが、
きちんと教えられていない娘は、言ってしまえば性に関しては
- 男性目線の面白おかしく
- 意味不明に卑猥に表現された
- ただ悪趣味に女性だけが虐げられている
世の中に出回っているこの内容を、「本当の知識」だと無意識に受け取ってしまう。
これにかなり戦慄を感じた訳なんです。
それで私は遅ればせながら、つたない言葉ながらも、娘に「自分の性を守るためにはどうしたら良いのか、何が正確な知識なのか」を教えるようになりました。
その性教育をどのように教えるかという面から見ても、この「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 」は抜群に素晴らしい教材となってくれました。
性教育に関しては、日本はすでに決定版とも言える程の、素晴らしいテキストを自前で持ってるんです。
NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体 第1回 生命誕生」。
女性の体内で起こる受精から出産までのプロセスが、古今東西のあらゆる恋愛作品よりも壮大で壮絶で感動的という、命の尊さを教えられます。— Tar Sack (@tar_sack) July 29, 2020
理由2:CGが具体的で内容の理解に大きく貢献している
身体の仕組みを理解するためには、グラフィックが分かりやすいものでないと難しいですよね。
この「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 」は30年前の番組なのに、コンピューターグラフィックスが素晴らしくて、分かりやすかったです。
子どもは何しろ「視覚に強力に訴えるものが大好き」なので、この分かりやすさは本当に嬉しいです。
実際娘は胃の細胞の緻密さにただ感心していました。
これはしっかり理解しているという証拠ですよね。
NHKスペシャル「人体」 私の命を支える“神秘の巨大ネットワーク” https://t.co/zgSzkvABIT
「28年前に放送されたNHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体」で司会をつとめたタレントのタモリさん」あれから28年が経ったのか!久石譲の音楽と精緻なCGに感動した— 岡山宇宙教育懇談会@探査機安全祈願 (@okayama_uchu) January 6, 2018
理由3:タモリさんと小出五郎さんの対話が子どもにも分かりやすい
タモリさんと小出五郎さん、何しろこの2人のお話がとても面白いです。
かなり具体的に話してくれるので、子どもにとってとても分かりやすいんです。
そう、分かりやすいという事は、子どもが興味を持ちやすいということなんですよね。
実際、第3集の「消化吸収の妙~胃・腸~」の時に、タモリさんが自身の腸の音を聞かせる場面があるんですが、それを観て娘が面白いと笑っていました。
子どもはまだまだ自分で想像しきれない事も多いので、こういう風に「知識を実際の場面に落とし込んで伝える」というのが一番大切ですよね。
理由4:音楽担当が久石譲さん
何より特筆すべきなのは音楽担当が久石譲さんという事。
久石譲さんは宮崎駿監督の映画作品の多くの音楽を担当されていた方です(代表的なものはナウシカですね!)。
あの音楽を気に入ってサントラを買う方も少なくない。
それほどにこの音楽は愛されているんですね。
昔、NHKで驚異の小宇宙 人体という番組があって
そのテーマ曲が久石譲さんの曲だったのだけど
めっちゃ好きで癒される。
YouTubeで見つけて嬉しくなった。— 湯ネコ (@yuneko_31s) February 8, 2020
NHKスペシャル『人体vsウイルス』観てたら、opに一瞬、1989年放送の『驚異の小宇宙・人体』のopの映像が出た。
あれは素晴らしい番組だった。CGの質は現在とは比較しようがないだろうけど、視聴者への訴求力は今もって全く遜色ないと思う。
久石譲のop曲はいま聴いてもホロリとさせられる(・_・)ゞ— 井上剛@きっと、誰よりもあなたに本を買ってほしいから。 (@winouhe) July 4, 2020
いかがだったでしょうか。
子どもの好奇心が強い頃に、体の仕組みを学ぶことは、後々大きく役立つことになると思います。
もし情報が古いものであっても、子どもが好奇心を持てたのなら、後々大きくなった時に新しい情報を得ることも出来ます。
その頃には今「新しい情報」だとされているものも古くなっていることでしょう。
もし興味があれば、一度チェックしてみてくださいね。
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