海外在住の小学校6年生の娘が、先日新しい作文を書いたので紹介します。
今回も「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」を使いました。
レビューも書いたので、気になる方はぜひお読み下さいね。
今回は読書感想文を600字程度で書いてみようという練習です。
題材として娘が選んだのは大好きな大好きな「ハリーポッター」です。
「ハリーポッターの読書感想文」作文時の娘の目標
今回の読書感想文は、この「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」のドリルでは、初めてのチャレンジとなります。
作文はそこまで苦手でもない娘。
それでも実は、読書感想文は苦手な部類に入っています。
しかしこの「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」で書かれているコツを読んだことで、娘も何を切り口として読書感想文を書いたら良いかが分かったようです。
今回娘が読書感想文を書く際に気を付けたことは以下の点です。
- 変わらずホップ・ステップ・ジャンプ・着地の流れを意識する
- ホップを面白く書くことで読み手を引き付ける
- ジャンプで考えさせられたこと、不思議に思ったこと、自分だったらどうするか…等々を切り口として書く
以下が娘の作品になります。
小学校6年生の作文「ハリーポッターの読書感想文」
私はこの本を読む前、どうしても分からない事があった。それはどうして他人はそんなにただ一冊の本にこだわるのか、どうしてその本に出てくるアイテムを高い金額のお金を出してまで買うのかと言う事だった。しかし、この本を読んだ時、なぜか分かった気がした。
この本の主人公、ハリーポッターは両親を亡くして、おじさんとおばさんの家で暮らしている。そこではひどい扱いを受けていたが、十三才の誕生日に半巨人のハグリットに連れられて魔界の学校に通い始める。
私がこの本を読んで最初に感じたのは、圧倒的な世界観だった。まるで自分がハリーであるかのように、頭の中に学校のさびれた門や新しい制服を着ている様子がありありと浮かんだ。そしてその時、口から興奮した感情が入り混じった声が出た。
「私もこの杖ほしい。」
お金を出してでも同じアイテムが欲しかった。
あれだけ理解が出来なかった考えが、私の心をおおいつくしていた。その時から、私は大のハリーポッターファンになった。たぶん私は日常生活では味わう事が出来ないワクワク感とスリルが沢山の世界に惹かれたのだと思う。同じアイテムを持つ事で、同じ世界に入り込もうとしていたのだと思う。
そしてこの名作を読んだ私は
「大人になったらこれくらい面白い物を書いてやる。」
と決めた。
「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」は読書感想文の書き方学習におすすめ
今までは、娘が読書感想文を書こうものなら、あらすじの羅列で終わっていました。
「読書感想文って何を書いたら良いのか分からない」
「面白かった、だけじゃダメなの?」
と不満そうに漏らすのが娘の常だったんですね。
これには私も頭を悩ませていました。
そんな折に届いたこの「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」。
これは読書感想文を書く際に、どのように書いたら楽しい文章になるのかを、具体例を豊富に用意し、具体的に落とし込んで説明していました。
このドリルに興味を引かれた娘は、本に書かれている具体例を参考にし、今度はその具体例を自分なりに書き直してみる等の工夫を重ねることで、少しづつ理解を深めることが出来たんですね。
そうやって何度も練習した後の読書感想文が、今回ご紹介したものです。
私個人的には、娘の読書感想文は大きく進歩したと感じています。
どこかのレビューにはこの「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」は内容は良いけれど、練習問題があまり多くなかったという内容もありました。
そのレビューは確かに思い当たる節はあり、確かに全体的なボリュームとしてはそこまで多くないかもしれません。確かにこのドリルと並行して作文をどんどん書くドリルも必要かなとも思います(私はいま使っている「宮川式 10分作文発展プリント」がこの「どんどん書くドリル」かなと思います)。
しかし個人的にはこの「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」の使いどころとしては、
- 作文を書く上で考えるべきポイントを的確に捉えて具体性を以て詳しく説明してあるところ
- なおかつ子供が楽しんで学習出来るところ
かなと感じました。
その評価すべきポイントが一番活かされるところが読書感想文の書き方でした。
その点を見ると私は買って良かったと思います。
これから更に作文の練習を続けますが、終わる頃にはどれだけ作文力が付いているのか楽しみです。「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」が終わったらもう一周か、もしくは「宮川式 10分作文発展プリント」をもう一度しようかなと考えています。
これが読んでいる方の参考になりますように。
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