娘は先日2泊3日のスクールキャンプから帰ってきました。
色々とありながらも楽しい時間を持てたようで、その日の夕飯時、娘は興奮気味にいろいろと話してくれました。
その話はとても楽しく、また中にはビックリすることもあったので、ここでシェアしたいと思います。
そう、日本の学校ではない内容でした(私が知らないだけかもしれませんが)。
日本の学校との違い1-同じ学年でも行き先が違う
娘の今通っている学校(Intermediate school 日本で言う中学校)は1学年で15クラスほどあるので、とにかく生徒数が多いです。
そのためスクールキャンプの実行に当たり
- 全クラスが4つくらいにグループ分けされ
- スクールキャンプの時期もグループ毎で少しずらされ
- 行先もグループによって全く違う場所
でした。
例えば、娘の同学年の友達は4月の中旬にスクールキャンプでしたが、娘は5月の上旬。
娘が行った場所はPort Waikatoという海岸でしたが、友達は近くの山に行ったそうです。
キャンプの場所も違うので宿泊先の施設の作りも違ったようです。
友達が泊まったところは暖房器具ありだったのに、娘のところは無かったそうです。
この寒い時期なのに暖房なしはアジア人の我が家からすると心配の種となりました(笑)
日本の学校との違い2-生徒の食事はボランティアで同伴する親が用意
スクールキャンプの食事は宿泊先で用意されることはなく、
ボランティアで同行した親が用意するのがニュージーランド流。
今回も同行した親が調理していました。
キャンプの食事の内容は甘いものが多いのが常ですが、今回は何故かヘルシーな料理がそこそこあったようで、甘いものが苦手な娘も十分に楽しめたようです。
日本の学校との違い3-大雑把な部屋割り
日本の学校の部屋割りでは、女子男子別で分けられた後、更に数人のグループで部屋割りされると思います。
しかし娘のキャンプでは、女子男子で分けられて、女子全体、男子全体で部屋が1つずつ割り振られたそうです。
一部屋40人の大所帯。
この大雑把さ、さすがニュージーランドですね。
ちなみに娘は騒がし過ぎて初日はあまり寝付けなかったそうです(笑)
日本の学校との違い4-入浴時、シャワーは5分で終了
キャンプ先では毎日シャワーは浴びられたそうですが、娘はこのシャワーに大きな不満が。
それは…
「シャワーはぬるいし5分で水になる。」
確かにこの寒い時期にこれは堪えますね(笑)
帰宅後の我が家のシャワーがしっかり温かくて、5分経っても水にならない事に娘は感動し、
「やっぱり家のお風呂は最高!」
と言っていました。
日本の学校との違い5-途中救急ヘリ出動も、その後何事もなくキャンプ続行
キャンプ中、子供たちが夕飯を食べている時、どういう訳か、1人女の子の具合が悪くなり失神し倒れてしまいました。
その場は一時騒乱状態となったものの、まもなく救急ヘリが到着し、その子は病院に搬送。
娘はここでこう付け加えました。
「その光景を見て、肩を寄せ合って震えながら大泣きしている女の子グループと、なぜ倒れたのか分からずポカーンとしている女の子グループに分かれたよね。」
「○○(娘の名)はポカーンとしてた。」
「だけどね、その後何事もなかったかのようにキャンプ続行だよ。」
女の子がなぜ倒れたかの検証はあまりされなかったようです。
日本の学校との違い6-男の子の部屋は朝、大音量の音楽とともに起こされる
さて前述した、女の子と男の子の宿泊部屋は各1つだったということ。
朝の起床時間になり、女の子は女性の先生、男の子は男性の先生がその部屋に向かったそうですが、男子女子の生徒の起こし方に大きな違いがあったそうです。
- 女の子に対しては、女性の先生がその部屋に入るなり「おはよう!朝だから起きてね!」
- 男の子に対しては、男性の先生は声掛けということはせず、
大きなスピーカーをゴロゴロと転がし部屋に入れる→大音量で音楽を流す→男の子が完全に起きる
という流れだったそうです。
使われたのはこの歌。皆さんもご存じのあの歌です。
さすが男性の先生だけあって、男の子たちの起こし方もよく心得ているんですね。
(もちろん鼓膜を傷つけるような大きな音ではないので、ご安心ください)
日本の学校との違い7-寝るときは布団やベッドではなくて寝袋
日本の宿泊学習や修学旅行なら当たり前ですが、寝るときは布団ですよね(もしくはベッド)。
しかしニュージーランドのスクールキャンプは寝るときはいつも寝袋+枕です。寝袋や枕は学校から貸与されないので、自分で寝袋+枕を用意し持っていく必要があります。
今回はたまたま冬になってしまいましたが、寒い季節にスクールキャンプが行われ、また暖房のない部屋ともなると、夏用の寝袋ではなくて「冬用の生地の厚い寝袋」もしくは「夏用の寝袋+暖かい中敷きやそもそもコートを着て寝る」という対応が必要になってきます。
こういうのも醍醐味と捉えて子どもたちは楽しんでいるようです。
スクールキャンプが行われて本当によかった
今年度のYear8スクールキャンプは、本来3月の上旬に行われるはずでした。
しかしコロナウィルスの市中感染により国によるロックダウンが行われ、その期間が娘のキャンプの日程が丸かぶり。あわや今年度もキャンセルか?という状態にまでなってしまいました。
この記事にも書きましたが、この時に娘は久しぶりに見せた、悲しくて悔しい態度を露わにしていました。
しかし結果的に中止ではなく延期となり、今回晴れて行われたという次第です。
Year7の時は結果的に中止となってしまったので、今回は延期→実行という流れとなり私もホッとしています。
また娘は毎回スクールキャンプでバスに乗る前は酔い止めを服用していたのに、今回は全く使わなかったそうなんですね。ここにも娘の大きな成長が見られて個人的には嬉しくなりました。
来年、進学した学校でスクールキャンプがあるか分かりませんが、来年こそコロナウィルスで延期や中止ということがないと良いなと、心から思います。
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