ニュージーランドの子供たちの食生活がちょっと残念
さて皆さんおはようございます。今日は比較的寒くないのですがとにかく天候がアレです。
快晴の後暴風雨と一定しないことこの上ないので、ちょっと気は確かなのかこの際トコトン話し合おうと思っています。
と思っていたらいま台風並みの暴風雨となりました…
さて今回の話題はニュージーランドの食育について。
あまり悪い言い方はしたくないのですが、事実としてお伝えしますと、ニュージーランドの子供たちの食事内容がちょっとお粗末だったりします。
- 朝:ナッツ
- 昼:チーズだけ挟んだサンドイッチとポテトチップス
- 夜:あまり食べない
娘の話によるとこんな感じだそうです。
まぁ娘も子供ですから多少脚色している部分もあるかと思いますが、私がたまに彼らのお弁当を見ていると、たしかにポテトチップスやお菓子が普通に大きな割合を占めて入っているんですよね。中にはポテトチップスやクッキーだけという強者も居ました。
この原因として、親の食への意識がそのレベルだという事があるようです。
日本は日本で必要以上に飾って「キャラ弁」を強いられている風潮もありますが(好きでされている方はこの範疇ではありません)、こちらのお弁当はあまりに頑張らなさ過ぎて、もうちょっと中庸を目指せないかと、たまに考え込んでしまいます。
願わくば、夜にしっかりとしたご飯を食べていますように…と思うばかりです。
念の為付け加えておきますと、全ての子供たちが100%こんな食生活ではないです。
学校で食育の授業!?
そんな感じのこちらの食生活ですが、先日、娘の学校で食育の授業があったと娘が話してくれました。
なんて素晴らしい!!これこそニュージーランドには必要な授業!!!
私は強か感動して、娘から色々と話を聞いてみました。
娘によるとこんな内容だったそうです。
授業の内容
- 毎日手に乗るくらいの量の野菜や果物を一日で5回
- ご飯は手の大きさの量を6回以上
- 果物は「丸ごと」「予めカットされているもの」「缶詰」「ドライフルーツ」の昇順でより望ましい食べ方
- Health Star Rateは信用してはいけない
- フルーツジュースはお店でとてもヘルシーだと謳われて置いてあるけれど、あれは砂糖が沢山入っているから飲まない方が良い。家で作ったフルーツジュースならOK(野菜とかも入れられるから)
- No added sugarは砂糖を加えていないという意味だけれど、食べ物そのものの糖分を指していないから注意して
- オヤツはポテトチップスじゃなくてナッツの方が良い
ニュージーランドの加工品にはほぼついているHealth Star Rate。この指標についてここまでバッサリと言い切ってしまうのはさすがニュージーランドですね。
私もかねがねあの指標には大きな疑問を持っていました。だって砂糖の量についてはお咎め一切なしですからね。
子供達の反応
さて子供たちはどんな反応だったのでしょうか。娘から話を聞いてみました。
- 概ね「ふーん」といった様子
- フルーツジュースがヘルシーじゃないというのにはみんなビックリしていた
やはり子供達はあまり興味がないモノなのかもしれません。
しかしフルーツジュースがヘルシーだと思っていたのには私も驚きました。体感的にニュージーランドの人達は果物に対してかなり大きく評価をしているので、その影響かもしれません。こちらの人達が野菜をあまり食べないのは、果物を野菜代わりに食べているから?と思うくらいです。
また娘にこんな質問をしてみました。
「食育のいい機会だった思うんだけど、この話を聞いてみんなポテトチップスとか持ってこなくなるかなあ?」
「いや持ってくると思うよ。」
「この話前にも聞いたけれど、全然変わらなかったから。」
即答する娘。
やはり子供には時間をかけて食育をしていく必要があるんですね。
出来れば親も一緒にこの授業を受けられたら更に良いのになと思いました。
授業を提供してくれた団体
今回この授業を提供してくれたのはFood for Thoughtという団体。
![](https://irp-cdn.multiscreensite.com/725c2030/dms3rep/multi/Nova4.bmp)
上のプレビューにあまり訴求力がないのが残念ですが(汗
彼らの活動の目的は以下のようです。
The Food for Thought programme is an important tool in the fight against childhood obesity according to the team at the Heart Foundation.
小児糖尿病を予防するために活動されているんですね。
ニュージーランドでは糖尿病に罹っている方が驚くほど多いので、この方々の活動に大きく期待したいところです!!
きっとJamie Oliverさんもそう思っていることでしょう。
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