皆さんこんにちは。
いきなりですが今日からオークランドは再びロックダウンとなりました。
ニュージーランドはコロナウイルスでは世界中から高い評価を受けています。
遠く離れた日本でも、ニュージーランドが俄かにその名を馳せたと、日本に住んでいる友人から聞きました。
確かに首相はコロナウイルスに関しては最大限の危機感を持ち、経済活動を維持しながらも国民の健康を守ろうと、懸命に頑張っているなと私も見ていて思います。
とはいえ、今回のロックダウンは前日の21時(夜9時)に緊急記者会見があり「翌日6時から1週間アラートレベル3に突入する、つまりはロックダウン」という発表がなされ、あまりの急な決定に私も夫も本当にびっくりしました。
首相は今までも本当によく頑張ってきてくれたし(なぜか上から目線ですが)、首相への信頼度は個人的にはある方なのですが、それでもこの突然の変更には正直驚いたんですね。
今回のアラートレベル3、つまりはロックダウンで、何が我が家で起こったか、何の変更を余儀なくされたのかを、今回お話ししたいと思います。
今回のロックダウンで我が家に起こったこと
まず今回のロックダウンで我が家に起こったことは大きく分けてこれです。
影響の大きい順に並べてみました。
- 娘の学校閉鎖
- 夫の職場閉鎖
- 友人とは会えない
ロックダウンで娘の学校が閉鎖
娘の学校が閉鎖されたのは、非常に大きい影響でした。
(詳しく言えば、一部の人の子どもは通学できますが、我が家ではその一部には当てはまらないので、通学できません)
しかもこの時期だから余計に、
このロックダウンに娘が特に打ちのめされた理由がありました。
というのも、娘は来週月曜日から、2泊3日のスクールキャンプ(日本でいう、年に1回行われる宿泊学習的なもの)の予定だったのです。
スクールキャンプ出発2日前でのロックダウン宣言。
発表のあった土曜日まで、もっと言うと記者会見が開かれる直前まで、娘はスクールキャンプに行く気満々モードでした。
- 学校では連日、キャンプのアクティビティについて班決めしたり、班の看板作ったり、いろいろな話し合いがあり
- 我が家では多くのお店を回って必要な用具を買い揃え
- 買い物から帰宅してからは、娘は入念に持ち物をリストを見ながら再度漏れがないかチェックし
- 家族で、スクールキャンプの話に花を咲かせ
それが待ってましたとばかりの、向こう1週間に渡るロックダウン。
娘のスクールキャンプの時期と丸被りでした。
それを知った娘は何も言わず、枕に頭をうずめて涙を一粒、また一粒と流していました。
娘は本当にショックなことがあると、感情を爆発させる系ではなく、ただただ一人で籠ってしまう系なので、これには本当にショックを受けたのでしょう。(勿論娘へのフォローはしっかりとしておきました)
なぜ娘がこれほどまでにショックを受けているか、それはまた理由がありました。
実は娘は2020年3月末に行われた最初のロックダウンでも、全く同じ経験をしているんです。
スクールキャンプ直前でのロックダウン。
結果として、スクールキャンプはキャンセルとなってしまいました。
楽しみにしていた娘がそのキャンセルを知ったときは、本当に大泣きもいいところで、かなりの長い間、残念な気持ちを引きずっていました。
前回のスクールキャンプのキャンセル決定は、同じ学年の先発のグループの何クラスかが、既に無事にスクールキャンプを終えた後の事でした。
だからこそ余計に自分のクラスが直前でキャンセルされてしまったことが、本当に悔しくてたまらなかったのでしょう。
今回も同じ流れでキャンセルになるんじゃないかと、娘は心底心配しています。
ロックダウンとは無縁の生活をしていた頃は、
「スクールキャンプなんて行かなくていいよ、ママと一緒にいようよ。」
なんてからかっていた私も、本当にそうなりそうな状況を前に、口が裂けてもそんな冗談は言えなくなりました。
私も心から娘には行って欲しい、スクールキャンプは絶対に「中止」ではなく「延期」であって欲しいと、切に願っています。2年連続キャンセルだなんて切なすぎます。
今回のロックダウン決定はあまりに急なことだったので、まだ学校から何のお知らせももらっていません。
お知らせにはぜひ「延期」という決定がありますようにと願っています。
スクールキャンプのことには触れていませんが、参考までに。
去年のロックダウンのことを書いてあります。
ロックダウンで夫の職場閉鎖
ありがたいことに夫の仕事はロックダウンに大きく影響されない仕事ですし、家からも作業可能なのもあり、これは娘の状況よりショック度が低いものですが。
しかし職場で仕事をする方が何倍も効率が良いのは確かです。
それでも通勤にかかるコスト、例えばバス代とかガソリン代なんかは全部自分持ちなので、その経費が浮くだけいいのかな。(あれ、あんまり悪いこと書いていませんね。ひとえに私が夫の仕事に関しては部外者だからでしょう。)
効率の悪さには夫自身が頭を悩ませているのは見て取れます。
ロックダウンで友人とは会えない
結婚式やお葬式では10人以上集まることは禁止されていますが、それ以外でも家に招き入れることははっきりと禁止とされています。Stay in bubbleという規則なので友人がそのbubbleの中にいなかったら、友人とは会うことは出来ないでしょう。
もしかして2m離れたら、外でなら会うのもあるいは可能なのかもしれません。
買い物も2mの間隔を開けてということなので、友人とは何m開けても会っちゃダメという規則はないのかなというのが私の勝手な推測です。
しかし誰が大きく2m空けても友人と会いたいと思うでしょうか。拡声器使ってじゃないと話も出来ないのに。楽しく語らうなんてもっての外の、実にハードモードです。また2mの間隔を開けたとしても、だからと言って長時間もいるのはまたStay in bubbleの理念から外れてしまうでしょう。
ニュージーランドでは友人との触れ合いが非常に重要で、会えないことで精神面に大きく影響をもたらしてしまうくらいなので、これにはショックを受けている人は多いでしょう。
実際私も結構これにはショックを受けています。
それでもレベル4でのロックダウンよりは楽
ちなみに今回のロックダウンはアラートレベル3であり、去年初めて行われたロックダウンはアラートレベル4だったので、今回は同じロックダウンでも行動にほんの少しだけ、自由があります。
とはいえその自由さを実感するほどではなくて、楽なのはどちらかというと経済的に、と言ったほうが良いかもしれません。
例えば、レベル4ではエッセンシャルワーカー(医師や看護婦などの、なくてはならない仕事に就く人)しか職場に行けませんでしたが、レベル3ならそのエッセンシャルワーカー以外でも、人と直接顔を合わせない仕事なら良いそうです。それでも2m開ける必要がありますが。
この1週間でどの程度感染者が広がるのか、もしくは市中感染がこれ以上増えないとなるのか分かりません。
誰もがこれ以上市中感染はあって欲しくないと思っています。また個人的には首相には本当に下げる状況になったときに下げてほしい、見切り発車で早計にアラートレベルを下げることはして欲しくないなと思いました。
またこうやってロックダウン中でも、しっかりお給料が国から補償されているというのはありがたいことだなと。
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