皆さんこんにちは。
小学校高学年のお子さんをもつご家庭、特に中学校受験を考えられているご家庭なら、多くの方がご存知の特殊算。
この特殊算は本当に必要なのか、あるいは不必要なのか徹底調査してみました。
初めて見る特殊算に戸惑う娘
目下娘は「陰山メソッド 徹底反復 ぶんしょうだいプリント 小学校1~3年」を卒業し、
この「陰山メソッド 徹底反復 ぶんしょうだいプリント 小学校4~6年」に進みました。
このドリルで娘は特殊算である和差算・分配算・消去算を今学んでいます。
しかしこの特殊算に娘は少し戸惑い気味。
和差算・分配算までは何とかついていけたのですが、消去算はお手上げの様子。
特殊算・消去算って?
実は私もこれを教えるまでは消去算という言葉すら聞いたことがありませんでした。
実際陰山式のドリルの解説をちらと見ても「やたらとややこしいなあ」と言うのが素直な感想。
しかしよくよく読み込んでみるとある事に気が付きました。
連立方程式をミカンやリンゴ等のイラストで表しているんだ
と言う事に。
それなら話は簡単!
教えようとしたその時。
…またここで問題発生です。
この計算方法「ミカンの個数を揃えて引くことでミカンを0にして(消して)、リンゴだけの計算にして答えを導き出す」という何ともまたユニークな方法でした。
この解き方を読んで、何故ミカンを消さないといけないのか、思考が追いついていない様子の娘。
確かに不思議ですよね。
そんな表情の娘を見て
「こんなややこしい事をせずとも連立方程式で良いんじゃないのかな」
と思ったりもしました。
そこで消去算のような特殊算の必要性、メリットとデメリットを調べてみました。
特殊算の必要性
調べていく内に知恵袋に行きつきました。同じような質問をしている方がいらっしゃいました。
またお母さんたちのお悩みサイトには特殊算を巡り多くの意見交換がありました。
とある塾の先生は特殊算は必要という意見でした。
色々と読んでみましたが、ざっと内容をまとめると下のようになりました。
特殊算否定派
- どうせ中学で方程式習うし、方程式で事足りる。
- 特殊算を学んでしまうと、中学校に入った時に習った方程式を使わずに特殊算を使ってしまう。方程式を学び直さないといけないから二度手間。
- 特殊算は具体的すぎて一般性がない
特殊算肯定派
- 中学生になり連立方程式を学ぶ時に理解がしやすかった
- 型にはまった数学を解く前の、まだ小さな年齢の頃にこういった「頭を柔軟にする問題」を解くのはいい事だ。
- 柔軟な思考能力を養い、多面的に物事を考えられるようになるため
特殊算についてこう思う
という事は、この特殊算は頭を柔らかくするためのものであって、暗記するというスタンスを取るならば多かれ少なかれ弊害もあるという事なのかなと感じました。要するにパズルのように解けと言う事なのでしょうか。
しかしパズルでさえ行き詰まることもあります。この問題も行き詰まった時、答えを見はしないのでしょうか。そして子供はその答えを見た途端、恐らくその解き方を暗記しようとするでしょう。
それで良いのかどうか。
私にはまだ分かりません。
ある子には有効で、ある子には有効ではないのかなと思います。
そんな見切り発車ですが、頭が柔らかくなる方にと望みをかけて娘に教えて行こうと思いました。
さて今後私の考え方がどう変わるか、もしくはこれで良かったと思えるか、こうご期待です!
【1年後】特殊算は教えて良かった
その後いろいろな特殊算を教えて、この記事を最初に書いた時から約1年経ちました(2020年7月現在)
結果から言うと、教えて良かったです。
何故かというと下記にまとめられると思います。
- 数字に強くなった
- これを応用して他の問題を解けるようになった
数字に強くなったというのは、問題を読んでいてその読解力が上がったのを私も見て取れるようになったからです。またこの和差算・分配算・消去算を他の応用問題にも適用できるようになったりもしました。
もし特に必要のない状況であっても、もしお子さんが興味があるならやらせても良いかなと個人的には思っています。オススメです!
差集め算・過不足算についての記事はこちら
その後、差集め算・過不足算についての記事も書きました。
かなり私も頭を悩ませたこの問題、どんな情報でどのような結論に至ったのか、良かったらご覧くださいね。
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