娘が目下好んでよく聞く歌
最近娘が好んでよく聞く歌があるんです。それは
「噴火する背中」
これはNHKのEテレの「びじゅチューン」という番組内で流れている歌のようです。
びじゅチューンとは
ちなみにこの「びじゅチューン」では「噴火する背中」以外にも沢山歌があります。そしてそれぞれの歌は、ある芸術作品を紹介した内容になっているんですね。
例えば「何にでも牛乳を注ぐ女」なんかはこの絵画をモチーフにしています。
この歌も娘のお気に入りの1つでもあります。
実際の歌はこれです。
この最初の画像を見れば分かりますが
このアニメと作詞・作曲・歌は全て井上涼さんがお1人で担当されているみたいですね!
万能というのは全く以て彼の事。
「歌も踊りもか…なるほど…ヤツはイルカを超えたな…」
と勝手に井上さんの師匠の気分になったりもするというものです。当然の事ですよね。
噴火する背中
話は戻りまして、娘の一番のお気に入り「噴火する背中」ですが、こちらの歌となります。
怒っているかもしれない奥様と、その奥様に戦々恐々とするご主人という設定になっています。こうやって歌になるくらいですから、この歌に出て来る家庭の様子が「日本の家庭」の特徴をよく掴んでいるのかもしれませんね。
娘はこの歌をそれはそれは何度も歌っていました。
特にサビの「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織」の部分、歌ではなかなか早口で歌うものですから、真似したい娘もなかなか歌い通すことが難しく、それがまた娘の心に火をつけているようで、
それは何度も何度も
何度も何度も
何度も何度も
歌っていたんですね。
歌えないのが悔しいのでしょう。
(ここら辺がB型ですよね)
もくして語らず?
そんな折、朝食時にこの歌が話題に上った際、ふと思い立って娘に
「『もくして語らず』の『もくする』ってどんな意味か分かる?」
と質問してみました。
「黙して語らず」というのは歌詞の一部で、娘も散々歌っている箇所です。
突然の質問を突き付けられた娘は暫く考え込んでいました。
誰の目から見ても明らかに「知らない」という表情なんですが、娘としては間違っても直ぐに「知らない」とは言いたくない。小さな可愛いプライドが見え隠れしています。
そうして暫く考えてから娘は最後に口を開いてこう答えました。
「見せるだけして何も言わないってこと?」
奇抜な意見の理由
またこれは面白い答えだなあと感心して、その理由を訊いてみました。
娘が答えるには
- 「もくして」は「目して」と書く
- 目という漢字だけで「見せる」という意味を表す
- 故に見せるだけして何も言わない(注:「語らず」の意味も少し入っちゃってる)
なんだそうです。
推測万歳!
実に見事な推測でした。
いや結果的に意味としては間違っているんですが、子供のこういう推測する力は本当に大切で、後々の国語力に繋がるんですよね。私も娘の年齢の頃、このように語句の意味が分からないものが出て来る度に、無理矢理推測して何とか理解しようとしていた覚えがあります。
そうすると後で辞書なんかでしっかり調べたタイミングで「わ、自分勘違いして覚えていた!」と分かった時に、その恥ずかしさから「ちゃんと覚えないと!」と思ったりするんですよね。もし当っていたらそれもそれで自分の自信に繋がったりするものです。いや私は専門家じゃないので何のエビデンスもないんですが、体験談的にそう強く思っています。
漢字辞典をひきました
その後、娘に漢字辞典をひかせ、「黙する」の漢字を確認しました。
正しい漢字を確認した娘は
「色々ごちゃごちゃしている漢字だった」
…その内書くようになるから安心しなさい(=ママが教えますから安心しなさい)と伝えました。
※どうやらDVDが販売されているようですね。ここまで人気だとは知りませんでした。
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