近くの水族館へ
いきなり思い立って家族三人で近くの水族館に行ってきました。初めての場所でしたが、言葉を失うくらいに魚たちの泳ぐ姿が感動的でした。なので水族館の様子は写真を貼ることでお伝えしようと思います。
思わぬところで、あの○○が大活躍!
昼ご飯を食べる前に娘とトイレに行くと、3つ個室ある中の1つに、誰かがずっと入っている様子でした。故障中かなと思って並んでいたんですが、暫くすると30代くらいの女性とその友人と思われる方が後ろから入ってきて、スタスタとそこの前に進み、大きくノックすると、ちょっと大声でこんな内容のことを言いだしました。
「ねぇ、まだそこにいる?出られない??」
その問いかけに答えたのは、中に居る子供の声でした。どうやら子供が1人、中に入ったまま出られなくなってしまったようです。様子を見る限り、その子がトイレから出られなくなったため、そのお母さんが係員を呼びに行ったけれど、係員が近くに居なかったからとりあえず戻ってきたというような様子。
お母さんが必死に外から開けようとしたけれどやっぱり難しそうでした。
しかしお母さんは諦めません。どうしようかとちょっと考えている内に、そのネジがマイナス型になっているのに気が付いたみたいです。
「ねぇ、誰か小銭持っていない!?」
と周りの人に聞いて回っていましたが、残念ながら誰も小銭を持っていません。
ここで私は思い出しました。私が先日友人宅にお邪魔した時に、おつりを小銭で沢山頂いたことを。
私は早速財布を開けてその中の1ドルを渡しました。
“That’ll do!”
と言ってその小銭で開け始めるお母さん。
これで開くといいなあと思いながら様子を見守っていたんですが、残念ながら厚過ぎたようです。
「ちょっと厚いわね…」
とお母さんが困っている時、私はもう一つ思いだしました。
日本円の小銭が自分の財布にあることを。
私は1円玉を取り出して、
「これ日本のお金なんだけれどこれで試してみて。薄いから。」
と差し出すと、すぐさまにお母さんはそれでこじ開け始めました。
一円玉は薄く、しっかりそのマイナスの溝にはまりました!しかしそこから回すのが力仕事で、1回目は失敗。2回目も失敗。そこで1円玉の横に深い傷が出来てしまいました。ちょっと狼狽えていましたが「気にしないで良いから続けて」と伝え、そのまま作業を続行。
そして3回目、4回目でようやくドアが開きました!中から泣きべそをかいた女の子がお母さんめがけて飛んできて抱き着いていました。お母さんも興奮しているのか、娘を抱えると私に無言でお金を返してそのまま去っていきました。
女の子が出てこられて本当に良かったです。しかし日本政府はこの1円玉が小さな女の子を救ったなんて全く知る由もないんでしょうね。そう考えると本当に面白いです。
1円玉、大活躍!!
コメント