前回の作文
皆さんこんにちは。先日、隣に住んでいたタイ人の家族がちょっと遠くに引っ越してしまいました。良い人たちだっただけに寂しさ爆発の状態となっています。
まぁそんな寂しさは時間薬に任せるとして。今回は娘の作文のお話をします。
ちなみに前回のお話はこちらです。
作文「さわってみよう」
今回の作文は「さわってみよう」「どんな味?」の二部構成になっていて、どちらも五感を言葉にして表現してみようというものです。
「さわってみよう」は触覚、「どんな味?」は味覚を題材にしています。そして更にそれぞれ更に何個かのお題に分けられています。
さて最初の「さわってみよう」。娘はどんな作文を書いたのでしょうか。
ネコ
ネコは、さわるととってもあたたかくて、フワフワしていあり、サラサラしています。ピンクのお耳はプニプニしていて、とっても気持ち良いです。おひげもピンとしていて、ツンツンしたりしていたり、フニャってなってペラペラしていたり、いろいろです。
パン
パンはさわるとすぐにフニャってへこんで、プニプニします。ペチペチしているパンもあります。ツルッツルのパンもありますが、大たい中身はフニフニしています。
葉っぱ
葉っぱはケラケラしているのもあれば、ツルツルしているのもあります。チクコってするはっぱもあります。ツンツンしていたり、プニプニしているのもあります。
何故ケラケラなの?
「この作文に出て来る『ケラケラ』ってどういう様子なの?」
と聴いたところこんな答えが返ってきました。
「何か葉っぱを踏むと、カサカサって言うかパリパリっていうか、なんか笑ってる感じがするから!」
なるほど、だから「ケラケラ」なんですね。
子供の感性って面白いです。
作文「どんな味?」
今度は次のテーマ「どんな味?」です。これも3つにお題が分かれていて、それぞれの料理について娘の言葉で表現しています。
今まで食べた中で一番おいしかった料理は?
ピザです。なぜなら、焼けたチーズがカリッとしていて、トマトはプニプニしていて、玉ねぎはあまくて、みんなほっぺが落ちてしまうほどおいしいからです。何の味ににているかは分かりませんが、ママのピザを食べると、天国にいる気分になて、しあわせになります。
一番苦手な食べ物は?
真っ黒黒になったバナナです。食べるとブニュッとしていて、食べたしゅん間にはいてしまいそうになります。多分ちがう食べ物にたとえるとこげたアボカドみたいな味だと思います。そのバナナを食べるとはきそうになって、気持ち悪くなります。
君の”うちの味”ってどんな味?
しょっぱいコンソメ味です。コンソメ味のスープはお口の中に入ると一秒で顔の色々な所に散って行って、ほっぺを一生けん命はがして落とそうとします。そのスープをたべると、おいしすぎてダンスしたくなります。
私からのコメント
今回は五感を言葉にする練習の作文でしたが、娘は擬態語を巧みに使いとても上手にその様子を表現出来ていたと思います。特に上述した「ケラケラ」している葉っぱというのは大人ではなかなか考え付きにくいモノでありますよね。
また「うちの味」の作文では「スープが口の中に入ると一秒で顔の色々な所に散っていく」という言い表し方が面白いですよね。「あまりに美味し過ぎて、その旨みに顔全体が包まれる」というような事を言いたかったのでしょう。
子供の作文は本当に面白いです。またぜひ書かせようと思います。
ちなみに今回もこのドリルを使っています↓
五感を使うとオリジナリティが増す
今回も参考にさせて頂いているこのサイトを紹介させてください。こちらのサイトは本当に有益な情報ばかりで勉強になっています。
さてこちらのサイトで専門家の方が、五感を言葉にすることでその子らしい作文が書けると書いています。。
その方法のひとつが「五感」の活用です。ご存知のとおり、五感とは、人間が備えている「視覚(目で見る)」「聴覚(耳で聞く)」「嗅覚(鼻でにおいをかぐ)」「味覚(口や舌で味わう)」「触覚(手や肌で触る)」の5つの感覚のこと。五感を言葉で表現していくことによって、その子らしい作文が生まれやすくなります。
そしてその五感を引き出すために、親から五感質問をすると良いんだそうです。
子どもに「人間には五感というすばらしいセンサーがある」ことを教えてあげてください。そのうえで、上手に質問を使いながら、親が子どもの五感センサーを発動させてあげてほしいのです。
※シンプルな五感質問例
【視覚】何が見えた?
【聴覚】どんな音が聞こえた?
【嗅覚】どんなにおいがする?
【味覚】どんな味がする?
【触覚】どんな手触り?
五感質問。
今ここで私はこの質問をしていなかったことが分かりました。
娘にもっとこういう質問を投げかけてみたいと思います。
コメント