みなさんこんにちは。
ニュージーランドは目下、クリスマスに向け色々と忙しくなってきています。
日本と違いニュージーランドでは年の瀬は正直そこまで重要ではなくて、クリスマスが過ぎたらBoxing Dayの後、大体寝正月を過ごすのが主流になっています。
さてそんな折、娘の学校(intermediate school)が年度末を迎え、修了式が行われました。
Intermediateの学校の修了式
今年からIntermediate schoolに進学した娘は、今年度がこの学校で初めて迎える修了式となりました。Primary schoolの頃とその様子はあまり変わりませんが、それでも校風の違いにより若干の違いがありました。
- 成績優秀者の表彰がなかった
- 成績表の配布がなかった
- 来年度の先生の紹介がなかった
1の「成績優秀者の表彰がなかった」は、実は表彰式はあるにはあったのですが、スポーツや芸術面での成績優秀者のみが対象で、算数や理科等の勉強に関しての成績優秀者に関しては全く何の表彰もありませんでした。
Primary schoolの時は学術の成績優秀者は毎回必ず表彰されていたので、この時の校長先生は勉強に力を入れていたのでしょう。しかし今回のIntermediateの先生はスポーツや芸術がお好きなようです。ここまでニュージーランドは校長先生によって色が変わってしまうんですよね。
もちろんスポーツや芸術を重んじる方には、とてもいい学校に思えるのでしょうが、私個人的にはかなりガッカリでした。特に娘は今年度のICASで成績優秀科目もあったのですが、そういうのも全くスルーされてしまいました。
2の「成績表の配布がなかった」は省資源を目指しているのか、はたまたコロナウィルスのため紙を個人間でやり取りするのを恐れているのか分かりませんが、PDF形式では頂けたものの、紙ベースでは頂くことが出来ませんでした。
3の「来年度の先生の紹介がなかった」のは、言ってしまえば些細なことですが、できたら事前にどんな先生か知りたかったなというのが正直なところです。
というのもPrimary schoolの時は事前にしっかり知ることが出来たので、何となくの心構えも出来たのでありがたかったのですよね。
娘の成績について
ということでPDFで送られてきた娘の成績表ですが、紙媒体ではなかったので写真を撮ることができずここに上げることが出来ませんでした。その代わりにどんな感じだったのかここで説明してみたいなと思います。
成績の評価は3段階
成績の評価は3段階で行われています。
- below expected level
- Within expected level
- Above expected level
これは日本語で言うと上から
- 「大変よく出来ました」
- 「よく出来ました」
- 「頑張りましょう」
に当たる感じです。
娘の英語・算数・理科の成績
それでは娘の今年度末の、英語・算数・理科の成績を紹介したいと思います。
それぞれの教科は5個くらいの基準から評価され、それぞれに上記の三段階の評価が付けられます。
英語
全て Within expected levelもしくは Above expected level
算数
全て Above expected level
理科
全てAbove expected level
どの科目もそこそこ良い成績で安心しました。
娘の高い成績に貢献しているもの
娘がこの成績を取れたのは、確実に下のモノがあったからだと私は確信しています。
算数・理科
算数理科は確実に日本式の算数・理科の勉強が功を奏しました。
実は使っているドリルは他にもあるのですが、とりあえずこの2冊はその学力の基本をなすものでした。
英語
今までも何回かここにも書きましたが、私は英語を娘に教えたことは一度もありません。
その代わり入念に、入念に、母語である日本語を教えてきました。
母語の重要性はツイッターでも最近特に声高に叫ばれています。
継承日本語教育国際フォーラムに参加
— カエデ@マルチリンガル🇨🇦 (@warman_kaede) December 10, 2020
国内外で日本ルーツの子供や外国ルーツの子供に日本語を教えている先生方が全員声を揃えて言っていたのは
幼児期に子供の母語(=親の最も使いやすい言葉=外国ルーツの子供は親の母国語)を育てることの大切さでした
「母語は言葉の土台」本当に伝わってほしい
海外育ちの子供の言語発達で気をつけないといけないのは、
— 🧁CupCake(カプケ)🇺🇸駐在→来年早々🇯🇵 (@CupCake89946538) December 4, 2020
ダブルリミテッド。
複数言語を習得する過程で、どちらの言語も上達せず、年齢相応の表現ができなくなること。
軸足となる言語(母国語)に重点を置いた方が良い。
アメリカで日本語も英語もうまく伸びない子供がいる。
そもそも国語教育って、
— Herokey Ave (@ABC1970) January 1, 2018
「すべての教科に影響する」
って意味がわかってない親が多い。
全教科最低点に近い、全く勉強できない子ってのは、そもそも国語が中学校で小学校2年レベルで止まるんだよ。
あれだ、シングルリミテッドだ。俺は親子2代でこの問題にぶち当たった家庭をみたぞ。 https://t.co/RfIW1JF7cW
そしていま我が家が使っている国語力の向上に一役買っているものを紹介します。
Amazon Kindle+Kindle unlimitedの最強コンビ。
これで好きな本を好きなだけ読み続けることができます。
もちろんKindle本全てとは言えませんし、指定された本だけですが、その指定された本が200万冊以上あり、また定期的に入れ替わるので、全く飽きません。
ともあれ、娘のYear7はこれにて終了です!
来年はYear8。頑張って欲しいなと思います。
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