日本なら新小6の娘。その娘が新しい作文を書いたのでシェアしようと思います。
今回も「作文力ドリル 作文の基本編 高学年用」を使いました。
レビューも書いたので、気になる方はぜひお読み下さいね。
前回は「未来に行く」という事を題材にして書いた作文でしたが
今回は反対に「過去に行く」という内容で作文を書いて貰いました。
「過去に行く」作文時の娘の目標
今回も前回と同様で
- ホップ・ステップ・ジャンプ・着地の流れを意識する
- ジャンプをメインで書く(40-60%くらい)
- ジャンプの部分は作文で一番言いたいところ。そこを詳しく書く。それ以外は詳しくなりすぎない
- 一文をだらだら長く書かずに短くまとめる
を目標に頑張りました。
この娘の作文は、この「作文力ドリル作文の基礎編 高学年用」の練習問題のひとつです。
もし同じドリルを買われている方は、練習問題の回答例(作文例)として読んで下さると、有効活用出来るかと思います。
小学校6年生の作文「私は過去に行きました」
私は走っていた。友達に貸した本を明日返してもらえるように、近くの電話ボックスまで行っていた。第一うちには電話がない。変に思うかもしれないが、意外と手紙だけで事足りていた。数分走ると、いつもお世話になっているおなじみの真っ赤な電話ボックスが見えてきた。
すぐに入りたかったが、先客がいたのでしばらく外で待っていた。出て来たのは、この田舎のふんいきに似合わない、真っ黒なコートを着た男だった。よく見ると、背中に「過去屋」とシンプルに書いてあった。いったい誰だろう。変に思いながら電話ボックスに入ると、コインを入れる口がどこにもない。
もしかしたらお金を払わずに使えるのかもしれない。やってみると、周りの音がうすれて行き、意識がプツリと切れた。
起きた。目を開けた時、顔が灰で真っ黒になった男の子が私の顔をのぞき込んでいた。びっくりして飛び上がると、その男の子はクツクツと笑い、
「変な服を着ているね」
と言った。日本語だった。周りは、他にもたくさん子供が居て、数人大人も混じっていた。私はあわててあの赤い電話ボックスを探した。なぜか、また電話をかける事で帰れる気がした。
色々走ってみた。けれども電話ボックスは一つも見当たらない。と、そこへ誰かが
「新発明だぞ!」
と言って電話ボックスをかかえて来た。私はもうケーブルがつながっていない事なんてかまわなかった。
電話ボックスに飛び込んで、家の電話番号を押した。
気が付くと、家の前だった。心から、助かって良かったと思った。家に飛ぶようにして入り、ベッドにもぐり込んだ。耳にかすかに
「過去の体験はどうでしたか?」という機械的な声が残っていた。
「作文ドリル 作文の基礎編 高学年用」は娘のお気に入り
今回も「作文ドリル 作文の基礎編 高学年用」を使いました。
個人的には「宮川式10分作文発展プリント」も使いたいのですが、娘は「作文ドリル 作文の基礎編 高学年用」を使って色々なテクニックを学ぶのが好きなようです。
個人的な話になりますが、私自身小学生の頃から作文を書くのが好きで、小学校5~6年生に2年連続で作文コンクールの学年代表に選ばれたこともありました。それを最近何かの話の流れで娘に伝えたのですが、それ以降、娘の作文へのやる気度が更にアップしてきています。
一体何が子どものやる気の引き金になるのか分かりませんね。なので、保護者が子どもの頃の偉業をお話してみると、我が家みたいに子どものやる気の起爆剤になるかもしれません。
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