【打つ?打たない?】子宮頸がんワクチン「ガーダシル 9」を接種した理由

【打つ?打たない?】子宮頸がんワクチン「ガーダシル 9」を接種した理由中学校(intermediate school)
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日本では否定的な見方が多い子宮頸がんワクチン。

正直言いますと、私が日本にいた頃、やはり子宮頸がんワクチンには強い不信感を持っていました。

しかしニュージーランドに来て、沢山の方の話を聞いている内に、果たして私が抱えている不信感は本当に正しいのだろうか、と考えるようになりました。

いろいろと調べた結果、我が家は娘に子宮頸がんワクチンを打たせました。
その経過を今回は詳しくお話ししようと思います。

あくまでも我が家のケースというお話で、一例としてお読みくださいね。

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摂取した子宮頸がんワクチン、ガーダシル 9の効果について

娘が摂取した子宮頸がんワクチンはガーダシル9(Gardasil 9)というものです。
そのガーダシル9とはどういうものでしょうか?

調べてみると既存のガーダシルが対応する

  • 4価(HPV (ヒトパピローマウイルス) 6、11、16、18)に加えて、
  • 9価はHPV 31、33、45、52、58型にも対応しているそうです。

要するにガーダシル9は、HPV6, 11, 16, 18, 31, 33, 45, 52, 58のウィルスに対応しているんですね。

ちなみにそのうち16, 18, 31, 33, 45, 52, 58型で子宮頸がんの原因の88.2%を占め、

16, 18型では65.4%を占める統計になっています。

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子宮頸がんワクチンは男性の病気・がん予防効果も

子宮頸がんワクチンは女性向けワクチンのようにも聞こえますが、実はそうではなく、男性の病気やがん予防にも効果があるそうです。

ヒトパピローマウイルス6, 11型は尖圭コンジローマ等の原因となり、またヒトパピローマウイルスと膀胱がんや咽頭がんの原因との関連もあるようです。

そのため、ニュージーランドは子宮頸がんワクチンは女性だけではなく、男性も接種することになっています。

子宮頸がんワクチンを接種する際に参考にしたサイト

色々と効果は抜群な子宮頸がんワクチンですが、やっぱり日本であれだけ大きく報道され、国も積極的な接種を行っていない経緯から、私の不安はなくなりました。しかし不安に駆られるがあまり、本当のことを見失うのも得策ではないとも思っていました。

そういう折に、知り合いの医療関係の方に話の流れで

「子宮頸がんワクチンってどう思う?お子さんに打たせた?」

と尋ねたところ、

「打つべきだし、うちもそうした」

という答えが。

そしてその根拠として、以下のサイトを教えて貰いましたが、これが結果「子宮頸がんワクチンをやっぱり娘に打たせよう」と思った理由になりました。

「名古屋スタディ」という調査結果のページです。

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名古屋スタディについて

名古屋スタディは

  • 「子宮頸がんワクチンの接種後に重篤な副反応が多く起きた」というメディアの報道を受け
  • その「副反応」と言われるものの発症率は、ワクチン未接種の人と、ワクチン接種した人で、どの程度違うのかを数万人規模で調査したもの

2015年に行われ、小学6年生から高校3年生相当の女性が調査対象となっています。

この調査を開始した当時の名古屋市の市長は、以前から薬害問題について大きな関心を持っており、

この調査で子宮頸がんワクチンと副反応の因果関係を否定したかった訳ではなく、むしろこの大規模な調査で子宮頸がんワクチンによる薬害を明らかにし、大々的にその因果関係を報じたかったという意向もあったようです。

調査開始後、ワクチン接種に対しての市民からの不安な気持ちも追い風となり、調査は3ヶ月で7万人もの回答を得たそうです。そして速報として公開する流れに至りました。

その結果が以下になります。

「被害者の会が是非調べてほしいと依頼した24の症状のうち、接種した出現しやすいという症状は1つもなく、むしろ6割以上の15の症状は接種したほうが異常な症状は出にくい

かみぞのキッズクリニック(http://kamizono-kids.com/blog/202006/)より引用

これには名古屋市長も相当に驚いたようです。
この調査でもって薬害を証明しようと思っていたのですから。

名古屋スタディのサイトは現在も更新を続けています。

子宮頸がんは毎年1万人が罹患、約3000人が亡くなっており、その人数は年々増え続けています。
報道されている副反応との関連性がないのなら、私は娘にこのワクチンを打たせたいと思うようになりました。

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子宮頸がんワクチン(1回目)を摂取した当日

その子宮頸がんワクチンですが、先日娘はワクチン接種をしてきたので、実際の体調をここに記しておきます。

子宮頸がんワクチン接種当日、見られる副反応
  • 腕の痛み…摂取した箇所を触るとズキンと痛む、腕を動かすと痛む

言ってしまえば、これ以外ありませんでした。
娘は訴えていませんでしたが、ちょっと疲れたかな?程度の様子はありました。しかしこれもただ単に学校で遊びまわって疲れただけかなとも思います。

子宮頸がんワクチン(1回目)を摂取した2日後

子宮頸がんワクチンを接種した2日後の様子は以下です。

子宮頸がんワクチン接種2日後、見られる副反応
  • 腕の痛み…摂取した箇所を触ると痛むが、痛みは引いてきている、腕を動かしてもそこまで痛くない

子宮頸がんワクチン(1回目)を摂取した5日後

子宮頸がんワクチンを接種した5日後の様子は以下です。

子宮頸がんワクチン接種5日後、見られる副反応
  • 腕の痛み…しかし痛みはほぼ消失

今のところの経緯は以上になります。

色々と物議をかもしている子宮頸がんワクチン。
我が家は言われるような重篤な副反応は実際ありませんでした。

これが検討されている方のお役に立てたらと思います。

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