娘のお箸入れ
皆さんこんにちは。
娘は毎朝学校に行く際、私が作ったお弁当と一緒にお気に入りのお箸を持っていくんですが、その箸箱に英語がプリントされているんですね。
日本は何でもオシャレなものにやたらと英語を使うじゃないですか。これは確実に「ないものねだり」的な感じですよね。まぁこの傾向はニュージーランドでも見受けられるんですが、日本もそれに負けず完全に英語崇拝主義で、色んなオシャレと言われるところに英語が用いられていますよね。
箸箱の話題に戻ります。
そうその箸箱も英語がプリントされているんですが、その1つにこんな風に書かれているんですね。
“I am not like the others girls.”
the others girls!?
案の定、案の定です。
その箸箱を使うようになった去年、娘の担任の先生から
That’s not quite right!
とニヤッと笑われ、
今年の担任の先生から
What’s the meaning!?
と訝し気な表情をされ、
本当に私は恥ずかしい思いでいっぱいでございます。
心を込めて真剣に伝えたい。日本の各メーカー様にお伝え申し上げたい。
日本人は絶対に日本語で勝負してほしいと。
若しくはネイティブを雇って英語の表記を確認してほしいと。
smearとspreadの違いについて
さて今回のお話はspreadとsmearの違いについてのお話となります。皆さんはこの違いはご存知でしょうか?私はさっぱり分かりませんでした。
話はある機会にネイティブの人を交えてsmearの意味の話になったところから。
(英語を教えることを専門としていない方からのお話なので、説明に紆余曲折があるのですが、そこも楽しんで下さると嬉しいです)
smearの意味
Aさん(ネイティブ)がsmearをどういう時に使うのか説明をしていた際、私がふと疑問に思い
「smear cream on my bodyとは言うけれど、smear the butter on the toastとは言わないんですか?」
と確認したんです。
そうしたらAさんは「言わないかなぁ」と。
何故言わないのか。
それはそうだから、という話になると全くそれ以上の理解の手掛かりが無くなってしまいます。
もっと突っ込んで説明を聞いてみました。
Aさん曰く
「smearは何か体に塗る時に使うんだよね、だけれど物に対してはspreadかなと…」
そこで違うネイティブBさんの登場です。
「いやでもさ、手にインクをつけて壁に勢いよく塗る時もsmearって使うでしょ?」
「そうだそうだ、そうだった。」
と頭を抱えるAさん。
そして暫く考えてからこう続けました。
「何て言うかな、ちょっとネガティブな意味があるんだよね。」
「塗っている時に『綺麗に見せる』とかそういう事を全く気にしないような。」
「そうそう、何かmessyな状況ね。そう言う時にはsmearって使うよ。」
「だから選挙活動でsmear campaignってあるでしょ?あれは色々とmessyにあれやこれやと悪いことを言うからsmear campaignって言うんだよ。」
なるほどねぇ~。
「しかしそれならmessyに塗ったバターは何て言うんだろう?」と帰宅してから調べてみたら、やっぱりsmear the butter on the toast って言わなくもないようです。ただネイティブの人が何か腑に落ちない表情をしていたので、現実はあまり使われないのかなとも感じました(あくまでも私がその場にいて感じた感想です)。
それならspreadって一体どう言う時に使う
そうしたらspreadってどういう時に使うのか気になる所です。しかしながら調べたところ、smearと対照をなすような違いが分かりませんでした。私達が知っているような「広げる」の意味合いです。
ちなみに辞書ではこんな風に出ています。
これで完璧に理解したとは思えず、やっぱりこういうのは結局は聞き慣れる言い慣れるしかないんだと思いながらも、こういう手掛かりがあるとすごくやりやすいなあと思いました。これが皆さんの何かの参考になるといいなと思います。
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