皆さんこんにちは。
娘の通っているIntermediateの学校で外国語の授業として日本語のクラスが始まりました。
1年のクラスではなく、お試しの8週間ほどのクラスだそうですが。
私は娘が日本語をどのように教わるのか、興味津々でした。
しかし娘が「日本語と英語のバイリンガル」という事を知っている先生方は
娘に「生徒ではなくチューターとして日本語を教えてくれないか」と頼んできたそうです。
その事の顛末を今回シェアしたいと思います!
私達が日常よく考えずに使っている「日本語」を、母国語ではない「外国語」として学ぶのは、一体どんな感じなのでしょうか!?
日本語のクラスがスタート!
娘のIntermediateの学校で、日本語のクラスが今のターム(学期)から始まりました。
前々から日本語のクラスが開始されることは知っていましたが、
まさか娘が生徒であると同時にチューターとして先生のお手伝いをするとは思わなかった私は
一体どんなものになるのやら…とすごく気になっていました。
毎日「日本語」…いえ「国語」を学んでいる娘が、今度はそれを教える立場になるんですから。
しっかり音読しなかったり…
綺麗に漢字を書かなかったり…
いやそもそもその漢字も間違えたりで…
(この前なんて「びんぼう」を「びん貧」って書いたんですよ、何よビンビンって!)
その日本語クラスがあった日、いつものように放課後に娘を迎えに行った私。
娘は楽しそうな顔をして、向こうからやって来ました。
「今日の日本語クラスはどうだった?」
私が訊くと、娘はすぐさまに
「楽しかったよ!」
目を輝かせてこう答えてきました。
日本語クラスの学習内容
「今日は何を教えたの?」
そう私が質問すると、こんな返事が。
- 「お名前はなんですか?」「私の名前は○○です。」の会話練習
- 「好きな色はなんですか?」「好きな色は○○です。」の会話練習
- 「あいうえお」のひらがな書き取り
ニュージーランドの学校では外国語学習について「書くこと」を全く習わないと思っていたので、平仮名の書き取りにはビックリしました。
「でも平仮名に見えないくらい、みんなの書いた文字がぐちゃぐちゃだった(笑)」
と娘が言っていたのですが、まぁみんな始めはそんなものですよね。
「あと先生がフランス人だから発音がね…」
それはちょっと問題かもしれません!
それにしても娘はチェック厳しいですね(笑)
私が厳しいからですね、きっと…汗
娘の友人が日本語学習にビックリするほど意欲的
そして更に感心したことがありました。
それは娘の親友の中国人の女の子が、ビックリするほど日本語学習に意欲的だったんですね。
娘曰く
「○○と会話の練習をして、何個か質問したんだけれど、すごく真剣に『すきないろはあおです。』って頑張って答えていたよ」
「書き取りの練習しながらブツブツ何か言ってるなって思って聴いてみたら『あいうえお』って何度も言ってた」
もうなんて健気なの…!!
その友人が日本語学習に意欲的な理由がまた健気
その娘の親友の、日本語学習への情熱がとても興味深くて、
「何故そんなに熱心に勉強しているんだろう…言語なら今や中国語の方が圧倒的に有利なのにね。」
娘はこう答えました。
「日本語を勉強して○○(娘の名)と△△ちゃん(娘の日本人の親友)と日本語でおしゃべりしたいんだって」
私が教えましょうかなんなら!!!
…と言いかけましたが。
しかしきっとその子は娘と一緒に学ぶから楽しいんであって、私から教えたところで緊張しかしないんだろうなあと思い、言うのをやめました。
日本語を学ぶ立場から教える立場になるメリット
娘はチューターとして日本語を教えることに、楽しさを見出したようです。
「もっと漢字とかしっかり学ばないとな」
見てください!この殊勝な態度!!
日本語のクラスががやっぱり通年であって欲しかったと願わずにはいられません。
習う内容としては大したことは無いとしても、娘が教える側に回ることで、国語への興味が更に深まったのは本当にありがたいことです。
これって国語だけに限らず、算数でも理科でも、子どもから教えてもらう形でその内容を説明して貰ったら、もしかして子どもはその内容にもう少し興味を持つのかな…と思ったりしています。
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