先日この学研プラスで出版されている「作文力ドリル 作文の基本編 小学高学年用」が我が家に届きました。早速使いだしたので、使用感などレビューを書いてみようと思います。
結論から申し上げますと、これはなかなかの良書でした。
おすすめポイント1-作文を書く際の心構えを分かりやすく書いている
子どもは作文も楽しく書きたいと思うもの。
しかし作文を書くのが苦手な子どもは「こうでなければならない」と難しく考えすぎている、とこの本は書いています。
- 難しく考えすぎなくていい
- 楽しく書いていい
- 個性的に自分らしく書いていい
- 「書き方のきまり」はそれを最大限に効果的に伝えるための手段
ということを、子供が読んでも分かるようにイラスト付きで易しく書いています。
おすすめポイント2-作文に必要な書き方のきまりを楽しく伝えている
この本にはいい作文を書くためのコツや方法、テクニック等が沢山詰まっています。
ただそのコツや方法、テクニックは、上から押し付けるような書き方ではなく、とても具体的。
- 何故その書き方をするのが良いのか
- それをしないとどうなるのか
- その方法をするためには、具体的にどういうステップを踏めばいいのか
という内容を
- 愉快なイラスト付きで
- ポイントを押さえ
- 丁寧に解説してある
かなり具体的に落とし込んで解説しているところは、大きな評価ポイントだと感じました。
実際娘からも分かりやすいと高評価です。
おすすめポイント3-作文の書き方のきまりごとに練習問題がある
いい作文を書くためのコツや方法、テクニックをひとつ学んだ後は、それを実践出来る練習問題が用意されています。
こうやって「学んだコツをすぐさま実践出来る」作りになっているのは素晴らしいです。
個人的には
子どもがひとつ練習問題の作文を書き終わる→親がそれを読む→子どもの作文の良い点・改善出来る点を話し合う
という形式にすると、作文の学習効果は更にアップすると思いました。
おすすめポイント4―苦手な子どもも多い「読書感想文」の書き方もカバー
読書感想文ってなかなか手ごわい相手。私も学生時代の時に泣かされた覚えがあります。
何を切り口に書き出したら良いのか分からないんですよね。
そんな読書感想文に関してもこの本は具体的な解説があります。
- 書き出しはどう切り出すと読み手の心に訴えられるのか
- その後どういう切り口で書くと、その人らしい文章に繋がるのか
個人的にはこれは子供向けにとどまらず、ブロガー向け、特にこういうレビュー記事を書く人にも大いに参考になるなと思いました。
かなり具体的なので読みやすいです。
おすすめポイント5-小論文・記述式問題の書き方も基本を外さない説明
入学試験でも出題される小論文や記述式問題。
これらも子どもの頭を悩ませるものですが、
この本は小論文や記述式問題の記述方法についても書かれています。
量としてはそこまで多くなく、読み終わったらすぐに練習問題もあるので、気軽に取り組めます。
「作文力ドリル 作文の基本編 小学高学年用」と「宮川式 10分作文発展プリント」の違い
我が家は最初「宮川式 10分作文発展プリント」を使っていました。
それを大体2周し、今回「作文力ドリル 作文の基本編 小学高学年用」に取り組んでいます。
この両者の違いについては以下になります。
これが読んでいる方のお役に立ちますように。
実際の娘の作文を紹介
おまけですが、この問題集を使って娘が作文を書きました。
親バカながらなかなか良い作文に仕上がったので、ぜひ読んでみて下さいね!
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