擬態語・擬音語は子どもが真っ先に覚える言葉ですね。
簡単かと思いきや、でも日本語を豊かに表現するためには、なくてはならない大切な表現方法だったりします。
今回11歳の娘は、宮川式10分作文のドリルを用い、24個の擬態語・擬音語から5つ選んで作文を書いてみました。
海外在住の11歳の子どもの作文を紹介します!
作文を書くために選んだ擬音語・擬態語
娘が選んだのは
- ガタガタ
- ゴーン
- ぴかぴか
- どきどき
- ひそひそ
さてどういう作文になったのでしょうか。
小学校5年生の作文「擬音語・擬態語作文」
一郎君は、ぴかぴかのランドセルを背中にかけて、学校へダッシュしていました。急がなければおくれてしまいます。
ゴーン!時計塔の鐘が鳴りました。大変です!もう始業式は始まっているかもしれません。一郎君は、足を速めました。と、一郎君の目のすみの方で、キラッと光る物がありました。
一郎君はびっくりしました。なぜなら数分前に、そうじのおじさんがそこでそうじをしていたばかりだからです。その直後に誰かがゴミを投げ捨てたに違いありません。一郎君は善良市民ですから、そのゴミを捨てるためにゴミへ近づいて行きました。
するとまたまたびっくり。そのゴミだと思っていた物は、きれいな赤色の石でした。一郎君はそれを拾い、お日様にかざして見てみました。と、その石からひそひそと話し声が聞こえて来ました。一郎君がびっくりするのはもう三回目です。どきどきしながらも一郎君はガクガクとふるえだした石を見つめていました。数秒後…
一郎君は楽しそうに始業式で新しく出来た友達とおしゃべりをしていました。
え?石はどうなったかって?それは一郎君に聞くのが一番でしょう。もっとも、彼もキョトンとした顔で「石?なにそれ?」と言うと思いますけれど。
作文の結末はどうなったの?
娘の作文を読み終わって、なぜ一郎君は石のことをさっぱり覚えていないのか、とても気になったので、娘に聞いてみました。
娘はニヤリとしながらこう答えました。
「それはね、読者に考えさせる物語だよ。」
「英語でcliffhanger(クリフハンガー)っていうんだよ。」
なるほどそういう書き方もNZの学校では習うんですね。
個人的には映画のタイトルかと思いましたが、言わないでおいておきました。
ちなみにcliffhanger についての情報がWikiがあったので参考までに。
宮川式 10分作文発展プリント 小学校高学年編を使っています
今回も「宮川式 10分作文発展プリント 小学校高学年編」を使いました。
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