皆さんこんにちは。
日本はかなり秋めいた気候になってきたかなと思いますが、ニュージーランドでは反対に今は春の陽気で、少しずつ暖かくなってきています(と書いていたら寒の戻りがありました)。
そんなニュージーランドも今はスクールホリデー。
ホリデー中の家庭学習では、母語学習のため娘に作文を書いて貰うことにしています。
今回は読書感想文。
題材は最近学校で読んだシェークスピアの「空騒ぎ」です。
それでは海外在住の中学校1年生の作文を下に紹介します!
海外在住の中学1年生の作文「空さわぎ」
この前学校で、シェークスピアの「空さわぎ」を読みました。私は以前から、「シェークスピアの書く物語は現実味が無く馬鹿らしい」と思っていましたが、この物語は他のシェークスピアの物語に比べてずば抜けて馬鹿らしいと言う事が分かりました。
なぜかと言うと、まずこの「空さわぎ」の内容を簡単にまとめると「好きよ、ウフフ」で完結してしまうからです。私は今までにこれほどの内容の薄い物語は読んだことがありません。
二つ目の理由は、この「空さわぎ」に出て来る人達がいともたやすく周りの人のいう事を信じ、また、これまた簡単に人を妬むと言う所にあります。
どういう事かと言うと、この物語に出て来る人達は皆、他人から聞いた根拠もない様な情報を信じてしまうのです。実際、この物語のヒロインとも言える「ヒーロー」と言う名の少女は友達のマーガレットから聞いた
「今度ドン・ペドロとその男友達が家に遊びに来るらしい」
と言う噂を信じ、大喜びで裸で家の周りを走り回りました。もちろん、これは嘘なのでこの後ドン・ペトロが家に来ることはありませんでした。
この物語は、先生によると「とても感動的」な物語らしいのですが、先生が物語を読み上げている間、クラスメイトは皆しらけた顔でノートに落書きをしていました。どうやら誰もこの物語を面白いとは思っていない様でした。
あくまでもこれは私の一意見ですが、このシェークスピアの「空さわぎ」はその名の通り、馬鹿らしい空さわぎについての物語であり、読むことはおすすめできません。
「空騒ぎ」について
今回の作文はかなり辛口の感想だったので思わず笑ってしまったのですが、きっとあの著名なシェークスピアの作品でしょうから、「好きよ、ウフフ」以外にも色々と伝えたい内容はあったのだと思います。あと数年経ったら娘の感想もまた変わっているのかもですね。
下に「空騒ぎ」のあらすじを紹介しますので、もし良かったら読んでみて下さい。
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