こんにちは。突然ですが、ちょっと想像してみて下さい。
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仕事で会議があり、あなたはその会議で数十人に向かってプレゼンテーションをすることになっています。プレゼンテーションに使用しているパソコンは私有のもの。
さて、Powerpointで作ったスライドをパソコンからスクリーンに共有し、大勢の参加者に見せながらスピーチを行っているその最中、突然家族や恋人から親密なメッセージが届き、そのメッセージが共有されているスクリーンに大きくハッキリと表示されたら…!?
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一体皆さんはどう対応しますか?
きっとビックリもするし、最大に恥ずかしいですよね。
それとも何とも思わない方もいらっしゃるのかも?そういう方を私は心から尊敬します。
私ならなりふり構わずそのメッセージを全力で消しにかかり、消した後はそれに一切触れることもなく軽く謝罪後、ぎこちなくも何事もなかったかのように、プレゼンテーションを続けるかなと想像します。
しかしニュージーランドの学校では、話が全く違うんだそうです。
娘がそのことについて笑いながら話してくれたので、今回はその話に基づいてどのように違うのか、再現したいと思います。
今回はそんな「ニュージーランドの学校あるある」です。
事の発端は理科の授業にて
ことの発端は理科の授業中でした。
先生がGoogleスライドを用い、授業中にその内容を解説する流れになっていました。
要するに先生のプレゼンテーションのような感じです。
ニュージーランドの学校では教科書がないのでこういうスタイルを取ることはよくあるようです。
そしてその最中に事件は発生しました。
画面共有中に旦那さんからメッセージ
先生がスライドを用いて解説している時、そのパソコン宛に一通のメッセージが届き、そのお知らせが画面に表示されました。当然画面を共有しているスクリーンにもその表示が。
それは先生の旦那さんからのメッセージ。
「今日、仕事終わったらスーパーで何を買えば良いかな?💕💕💕」
ハートの絵文字が最後に沢山添えられてあったそうです。
1つもたじろぎもせず、先生は返信
旦那さんとのプライベートなメッセージの内容を、生徒全員に見られてしまった先生。
しかし先生は、全く動揺する様子は見せなかったそうです。
家に居る時にメールを受け取ったくらいの平常心。
そして下のような流れに。
- 先生は「ちょっとごめんね~」と生徒たちに軽く断りを入れ、授業を中断。
- パソコンにある買い物リストを確認し(もちろんこれも画面を共有したままなので、生徒全員がみています)
- 生徒たちに向かって「ねぇ、今週スーパーで安いのってあるかしら?」と情報を得て
その情報を元に、旦那さんに返信をカタカタを打ち始めました。
実にじっくりと、生徒に見守られながら。
そしてメッセージの最後に沢山のハートマークを付けて送信。
最後に先生から生徒に一言
その後先生は、ウフフと笑いながらこう付け加えたそうです。
「ラブウェーブよ」
ちなみにその時は熱の伝導を学んでいたそうで、Heat waveという言葉も出て来たとのこと。
先生はそれにかけてLove waveとシャレにしたんだそうです。
これには文化の違いをはっきりと認識させられました。
私は今後、いくらニュージーランドの文化にいくら慣れたところで、同じ様なことは出来る気がしません。ところ違えば文化も違うんですね。日々学ぶことが多いなと改めて感じました。
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