皆さんおはようございます。
皆さんは戦争を題材にした映画と聞くと何を思い出しますか?
それをお子さんに観せようと思っていますか?
うちでは10歳の子供と一緒に第二次世界大戦を題材にした映画「この世界の片隅に」を一緒に観ました。その時の事をシェアしたいと思います。
娘を小学校に送りに行った時の出来事
学校の門の前にある第一次世界大戦の慰霊碑
先日、いつものように娘を学校に送り届けたのですが、その際に娘が校門にある慰霊碑を指し、私にこう言って来ました。
「ここに書いてある沢山の人の名前は、第一次世界大戦で戦った人で、この学校の出身の人達なんだよ。」
「あ…そっか!きっとクロスマークがあるのは、その戦争で亡くなった人なのかもね!」
私に教えることが出来たことで、嬉しくて興奮している娘。
私もその慰霊碑を見たところ、沢山の人の名前が彫られていました。
土地が変われば事情も変わる、この国では第一次世界大戦の方が有名なんだ…。
亡くなられた方、生きて戻られた方も勿論、それぞれにそれぞれの歴史があるんだろうなあ。
と何とも言いようもない感情に包まれ、暫く物思いに耽っていました。
日本の第二次世界大戦について興味を持つ娘
私が黙ってただただ第一次世界大戦の慰霊碑を眺めているのに、娘が変に思ったようで
「どうしたのママ?」
と訊いてきました。私はそこでふと我に返り
「ニュージーランドでは第一次世界大戦の方が有名なんだね、って思ってたの。」
「日本では第二次世界大戦の方がはるかに有名…有名というのもなんだけれど、記憶に強く残っているよ。」
それを聞いた娘はすぐさまに
「なんで?」
と。
私はこれは良い機会と思い、こう答えました。
「日本は第二次世界大戦で原爆が2回も落とされて大きな被害を受けたんだよ、沢山の人が亡くなって、それ以降も放射能で体調を崩した人も多かったよ。」
そして「その話をもっと聞きたい」という表情の娘にこう続けました。
「第二次世界大戦を扱った映画があるの、今度みんなで観れたらなあと思うんだけれど、○○ちゃん興味ある?」
「怖くない?」と娘。
「怖くないかなと思うよ。」私。
第二次世界大戦を題材にした映画「この世界の片隅に」
家族で「この世界の片隅に」を鑑賞
私の頭にあったのはこの映画でした。

これは第二次世界大戦、特に広島への原爆投下について描かれた映画です。
これがAmazonプレミアム特典で視聴可能なんですね。
同じような映画として
- はだしのゲン
- 火垂るの墓
がありますが、
「はだしのゲン」は何しろ生々し過ぎ、「火垂るの墓」は救いがなさすぎで、娘くらいの子供が観るにはまだまだ早い気がしました(もしかしてもうちょっとしっかりしたお子さんなら大丈夫なのかもしれません)。
「この世界の片隅に」を観おわった後の娘の様子
週末に早い夕飯を済ませた後、この映画を観始めました。
最初はとてもホンワカな雰囲気で始まるこの「この世界の片隅に」の映画。
しかし第二次世界大戦が始まり、原爆投下のシーンに近づくにつれてだんだんと深刻な流れに。
それにつれて娘の表情も少しづつ真剣になって来ました。
そして最後のシーン。
広島に原爆が投下され、お母さんが大怪我を負いながら、必死に小さな娘の手をひいてとぼとぼと歩いて行く姿。
その後お母さんが亡くなり、1人残された女の子がうろたえる姿。
そして…。
このくだりで娘は大号泣。
自分自身をその女の子に投影したのでしょう。
平和な世の中が如何に素晴らしいものであるのかを、実感を伴って認識したようでした。
娘はこういった「人が亡くなるような出来事」に強く反応する傾向があるので、易しめのを選んだつもりでしたが、やっぱり最後はちょっと辛かったようです。
その後の歯磨きの時間も私の洋服の裾をギュッと握っていました。
その姿を見てまだちょっと早すぎたかなあ…と思いながらも、翌朝にはすっかり機嫌も直っていたので安心しました。
この映画は小学校高学年以上の子供たちが戦争を学ぶ際、とても役立つ映画だなと思います。
「この世界の片隅に」という題名の映画です。良かったらレンタルして観てみて下さい。
子供から大人までしっかり見ごたえのある作りになっています。
Amazonプライム会員なら無料で観られます。
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