【英語ネイティブ娘から読み解く】子供が英語に興味を持たない理由はコレでした

子供が英語に興味を持たない 理由はコレだ! (1)小学校(primary school)
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外国語に興味を持たない子供達

皆さんこんにちは。

突然ですが日本の親御さん、必修化した英語に対して、お子さんにやる気を見せて欲しいですよね。
欲を言ってしまえば楽しく学んで欲しい。しかしきっと思うようにはいかないのかなとお察しします。娘も日本に居たらまず興味のない部類の科目だったでしょうから。

そんな状況に対して、解決策とまで行かなくとも、どうして興味を持たないのかについて、もうちょっと心にストンと来るような理由を書こうかなと思っています。

 

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英語圏に居る娘の場合

さて最初に英語圏に住む娘の、他言語への関心度についてお話したいと思います。

先日娘が週に1回ある中国語の授業についてこんな事を漏らしました。
「漏らす」と言うか、もう不満を立て続けに捲し立てた感じとも言えます。

そう正に全部、中国語の勉強についての愚痴です。

 

「もうさぁ、中国語の授業つまらなかった」
「発音だけ習うから、自分がいま発音しているものが一体どういう意味なのか分からないし」
「だから授業終わったらすぐ忘れる」
「中国語の発音をローマ字で教えられてもねぇって思うよ」

「中国語の書きの練習は2回しかしてないし、最初に書いたのは新年のトピックでさ、ママどの文字を書いたと思う!?」

「『餅』だよ!?」

「誰も書けなかったし、○○君は書き順めちゃくちゃだったよ、意味ないよねアレ!」
「もうクラスのみんな朝の時間割見て『ウゲー!』ってなってるよ!」
「何であんな授業あるんだろう!」

どんだけみんな中国語を苦手だと思っているんでしょうか。
日本の子供たちが英語に対してアレルギー持っている様子が再現されているようですね!

しかしここまで中国語をケチョンケチョンに言われると、個人的に中国語に対して少し同情の気持ちすら湧いてくるというものです。

 

そして更に娘の話は続きます。

「一度ね、学ぶ態度が良くないのかな~と思って一生懸命覚えようと思ったんだよね」
「でもさ、それでも全然覚えられないの!」
「それで○○は分かったの。『興味がなければいくら頑張っても覚えられないんだ!』って」

ここまで力説するのは滅多にないので、娘は相当に中国語に対して苦手意識を持っているのでしょう。10歳なのによく頑張りました。

私の方からは「中国語は出来たら良いとは思うけれど、どうしてもやらないといけないものじゃないし、英語がしっかりしていれば大丈夫だと思うよ」とだけ伝えましたが。

 

そして来年から始まるIntermediate schoolでの履修可能な外国語科目についても話が及び、

「フランス語受けないといけないのかなあ」

とため息交じりに娘が呟くので

「いやパパはいい機会だから習ったらって言う意味で言ったんだと思うよ。興味がなければ無理に習う必要もないし、必要のない授業に我慢して居るのも大変だから、全然違うので良いと思うよ。」

そうしたら娘は自信をもってこう言い放ちました。

「日本語にする。」

そうなんです、娘が行く予定のIntermediateには日本語の科目があるんです。

 

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娘の態度から見えてくる子供の他言語への関心

言葉の覚えの早い子供達

私達大人は英語を習う時に

「ああ、これを子供の頃に習いたかった…」

って思う事はありませんか?

「子供だったらもっと覚えも、特に発音なんか綺麗に覚えられるのに…」

と。

実際娘の英語はもうネイティブレベルです。この数年間で発音も全く問題なく、ニュージーランド特有の早口も全く問題なく聞き取れるようになりました。使う文法も多分中学3年生レベルまで行っているんじゃないかな。まだまだ子供だから単語を知らないだけで。

それでは何故ここまで話せるようになったのでしょうか。

 

それはズバリ使う必要が絶対的にあったからなんですね。
それがないと生活出来ないから。

 

必要があれば子供は嫌が応にも使わざるを得ないし、そうなったら子供の頭の回転の速さの見せどころです。あっという間に覚えてしまうんですね。

現にニュージーランドの多くの移民の子供は親の母国語と英語、両方を使うバイリンガルです。
それもそうする必要があるからなんですね。親の母国語を使わないと親と会話出来ないからです。

 

しかし必要がなければ覚えようとしない

それじゃ、そういったバイリンガルの子供達は言葉の多様性を肌で感じている分、他言語への関心も高いのかとなると、また話は違うようです。

実際娘の周りの友達も移民の子が多いですが、みんな一様に学校の科目の中国語に対して苦手意識を持っているようなんですね。唯一中国人の親を持つ人がそれなりにその授業を頑張っているだけで。

そして娘の話を聞く限り、興味のなさについての最たる理由が

「使わなくても生活出来るから」

という所なんだそうです。

そう、使わなくても生活上困らないから覚える気がないんですよね。だから興味も沸かない。

 

思えば日本だって、母国語の日本語がしっかり使えていさえすれば、英語を使わなくても生活上何の問題もないですよね。学校の授業も日本語だし、スーパーに行ったって日本語に溢れているし、聞く音楽も大体日本語。

日本語だけで生活に事足りる、英語がなくても生活にひとつも困らない。そんな状況で英語を学ぼうという子供なんて居ないんじゃないでしょうか。(いや勿論居るには居ますよ、一握りは。でも今はそういう天才児について話している訳じゃないですよね。)

 

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という事は必要があれば覚える

今までは何故子供が他の言語に興味が沸かないのかについてお話をしてきました。

しかし「だから諦めましょう」というのはあまりに救いがありません。
ではどうしたらいいかという所を書いてみたいと思います。
とは言えもう皆さん察しがついていると思いますが。

ズバリ生活に困るような状況を作る

ですね。

いや意地悪をして欲しいという事じゃないんです。
本当に出来る限りで良いと思うんです。例えば

  • 英語を母国語とする人と話す機会を作る
  • 大好きな英語のアニメがあればそれを見せる
  • ホストファミリーになって英語圏の学生を受け入れてみる
  • 出来たら親と一緒に英語圏の国に短期滞在してみて、英語しか話さない子供と多く接するようにする

特に一番下は経済的な負担も大きいし、親の度胸も存分に試されますが、経験上これがビックリするくらいに効果大です。

韓国のお母さんが子供を連れて1~3年くらい滞在するというケースがこちらでは多いですが、まさに一番下の選択肢ですよね。

ちなみにホストファミリーになるのも結構いい手だと思うんです。色々なスタイルで受け入れられるようなので、興味のある方は下のサイトを参考にされると良いと思います。

日本でホストファミリーを募集しているホームステイ受け入れサービス5選|オーストラリア留学知恵袋
ホストファミリーを募集しているサービス、ホームステイを受け入れるための情報サイトについて紹介していきます。

 

終わりに

色々と書いてみましたが、もし私が日本に居るならホストファミリーをやるかなと思います。
私自身が言語に対して興味があるというのもあるのですが、英語圏の学生を受け入れることで子供にもいい影響があるといいなと思うからです。

でも結局は各家庭それぞれのいい方法でやっていくのが良いのかなと思います!

これが何かの参考になりますように。

 

 

 

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