皆さんこんにちは。
ご存知なら教えて頂きたいのですが、日本で
「数ヶ月かけて定期的に問題を解いていき、そのスコアを競う全国区の算数の学力テスト」
ってありましたっけ?私の少ない知識ではなかったように思うんですが…。
そんな大会がここニュージーランドにあったようなんです。
そこで娘は成績優秀者として賞状を貰いました!
それについて今回お話したいなと思っています。
数ヶ月の期間で行われる算数大会”Problem Challenge”とは
この算数のプログラムは他の国の方は全く分からないと思いますし、私も先日まで知りませんでした。
しかしこのProblem Challengeとは一体なんでしょうか?
調べてみたところ、こんな情報がありました。
- Problem Challengeとはオタゴ大学の教授2名が開発したプログラム
- 29年の実績
- その間1ミリオンの生徒が参加した
- Year7-8(11-12歳)の生徒が対象
- 4月から開始し、1ケ月間を開けて5回行われる。毎回5問の出題があり、30分かけて解く形式
- グループで解く問題もあるし、個人で解く問題もある
- 上位10%にはExcellent、その次の25%にはMerit、それ以外の生徒にはParticipationのCertificateが送られる
- 成績上位者は最後のFinal competitionに参加出来る
Problem Challengeに参加した娘からの体験談
Problem Challengeに参加した娘に感想を聞いてみました。
- 面白かった!
- 生徒全員が参加した(Year7…400人弱、Year8…400人強)
- 問題は易しいものから始まって難しいものになった
- 成績優秀者だけがFinal competitionに進めた
- Final competitionはYear7(11-12歳)は約400人中で5人、Year8(12-13歳)は約400人中で4人の参加だった
- このFinal competitionに娘も参加した(Year7)
- この参加者全員にExcellentのCertificate(最優秀賞)が送られた
- 最初の5回のテストは全部1人で解いていたけれど、Final competitionは協力して解いた
なるほどなあと思いながら聞いていたのですが「Final competitionの結果っていつ出るの?」と聞いたところ「分からない」だそうです。かなりここでずっこけました。
この年度中に戻ってきますように!
娘が貰ったExcellent Certificate
学習言語を英語と日本語にするためには、母語教育をしっかりと
今回改めて強く思ったのは、娘の学習言語を英語と日本語にしておいて良かったなということ。
他の国は分かりませんが、特にニュージーランドは算数の教育についてはがっかりする点が多すぎるので、学習言語に日本語を入れ、先生からだけではなく、私からも算数を教えられたことが功を奏したのかなと実感しています。
一度日本語で算数の内容を学んでしまえば、その後、学校で同じ内容を学んだ時にその理解がとてもスムーズですし、英語の用語を理解するのも本当に早いです。例えば「分数」を”fraction”と簡単に置き換えられ、その理解もスムーズという事ですね。
しかし忘れてはならないのは、学習言語を日本語にするためには、やはり母語教育(日本語教育)もしっかり行う必要があります。
私が算数と国語の勉強はセットで絶対に外せないのはこれが理由だからです。
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