こんにちは。今日は娘が帰国後に感じた違和感、女子のやせ願望の強さについてです。
日本で生まれ育ってきた私は、まぁ部分的に理解も出来るものですが、海外で育ってきた娘にはかなり新鮮、そして強い違和感を持ったようです。
身体測定がきっかけで感じた違和感
先日、学校で身体測定が行われました。身長と体重、その他諸々を検査してくれるので、そんな文化にいなかった娘はとにかく斬新で「すごいね!」を連発。そしてその身体測定の結果も部分的に返されました。
後日、クラスの女子が、自分の体重について他の女子達と話す姿を目にしたそうで。
「体重さ、〇〇kgなんだよね…」
「2kg太ったから、痩せないと…」
内容も驚きだったそうですが、その心配に「分かる…!」という雰囲気で聞いていた女子達にも驚きだったそうです。
「太った」と嘆くクラスメイト
聞くとその女の子の体重は全く気にする数値ではなかったそうです(実際の数値は伏せます)。
私もその数値を聞いて、一つも太った等と懸念するものではないと思いました。
太ったと嘆くクラスメイト。
見るとその子のお昼のお弁当箱に入っているご飯粒は2口くらい。
娘は相当な衝撃を受けたとのこと。慌てて「それで足りるの!?」と聞いてしまったそうで。
その女の子は「うん…まあ…。」と。
ニュージーランドの女の子達はよく食べる
ニュージーランドには日本人の女の子は沢山いましたが、どの子も本当によく食べていました。
具体的にはランチタイムでご飯がっつり入ったお弁当をペロッと平らげた後、食後のおやつに日本のお菓子をぼりぼりと食べる感じです。そして自分の体形について話すこともほぼありませんでした。
その女の子達もよく日本に一時帰国し、体験入学もしていたのですが、彼女たちが口を揃えて言うには
「女子は本当にご飯を食べない、びっくりするよ!」
と。
また娘の友達は中国人が多かったのですが、もちろん中国人の女の子達もよく食べました。
時には娘が食事中に席を立って水道に行き、戻ってくることもあったのですが、戻るとお弁当箱の中身が半分なくなっていたこともあったくらいです。そう、友達が勝手に食べちゃっていたんですよね(笑)
そういう文化で育ってきた娘には、日本の女子が持つ強い「やせ願望」に、相当なショックを受けたんでしょうね…。
私の高校生活を思い出してみると
この娘の話を聞いて、私の高校生時代はどうだったのかと思い返してみました。
確かに私もその頃は体重が多いのを気にしていた記憶があります。ただ私の場合は「細い体形が更に細くなりたいと熱望する」のではなく、実際に体重があるからこそ、ちょっと絞りたいという真っ当な(!?)願いでした。
また通学で片道1時間は自転車漕いでいたので、朝食少な目だと途中でバテるんですよね。よって、朝からカツカレー食べていました。高校の友達から「朝からよくそんなに入るね」と驚かれましたが、お腹空くからしょうがありません。
そういう友達も小食かというとそうでもなく、みんなしっかりご飯食べていました。
休日に友達の家に集まってゲームとかしていた時も、みんな用意して貰ったお昼ご飯をたらふく食べ、その後カントリーマアム等のお菓子をバリバリ食べながら、それはそれは楽しい時間を過ごしていました。その中に勿論私も入っていました!友達のお母様、その節はありがとうございました。
ルッキズムが加速している?
そう考えると、昔と比較し、やはり「強いやせ願望」ひいては「ルッキズム」が加速しているのかと思わざるを得ないなと感じました。
理由はそれこそ沢山あって、どれかを解消すれば解決するというものでもないのだろうなと。
私が高校生だった頃より、明らかにモノが沢山あり、サービスが充実している世の中。幸せだろうと思う一方で、こういう難しい問題もあるのですね。
10代の頃に付けた筋肉は、その後自分の身体が衰えてきた時にしっかりと支える武器ともなります。実際私が強く実感しているので間違いなしです(苦笑)
美しい体形を目指すなら食べないのではなく、食べて動く。これが一番なんですよね。
そういう先を見据えた体づくりをしていって欲しいと思うなどしました。
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