「ウイニングステップ5年生 算数2 図形」を解き終わりました
今回「ウイニングステップ5年生 算数2 図形」も解き終わりました。
早速以下にレビューをしたいと思います。
感触としてはそこまで難しい問題でもありませんでした。
数学があまり得意じゃなかった私が「難しくない」と思うのですから、得意だった方は楽勝かもしれません。
「ウイニングステップ5年生 算数2 図形」の良い点
- 日能研だけあり良質な問題。
- 無駄のないページ割。
- 単元毎に「易しい→応用→発展」というA~Cの段階に分かれているので、基礎から発展へ段階的に学べる。
- 最初に例題があり、その後に例題を使った問題を解く形式になっているので、学んだ内容がすぐに活かせる。
- 例題の解説の図解が豊富にある。
- 問題演習のほぼ全ての問題の右側に「考えるヒント」という、問題を解くにあたっての手掛かりが示されている。
- 問題演習の解説が丁寧。
これは文章題と一緒ですが、以下のところが特にいいなと思いました。
- 難し過ぎない
- 例題に忠実な問題演習の解説
これは「算数1文章題」と比べてそう思ったのですが、難し過ぎるという事が少なかったです。
また文章題の時は良くない点として「問題演習の解説が例題の解き方と違う」事もありましたが、これは例題に忠実な解説になっています。
レベルごとの具体的な難しさ
レベルAは教科書レベル
難し過ぎないとお伝えしましたが、本当に解きやすかったです。
具体的にはレベルAは、学校の教科書を学んで「問題なし!得意!」と感じる子ならまず問題ないレベルです。
レベルBは+α
レベルBは、得意な子は例題を解いた後なら解ける問題演習は多いと思います。
確かに少し難易度は上がるので、全部が全部解ける訳ではないと思います。
それでも巻末の解説を読めばすんなりと理解でき、
「ああ~なるほど!」と思わず言いたくなるような、解く愉しさを見出すこともあるでしょう。
もし子供が分からなくても、親なら解けるレベルなので簡単に解説できます。
レベルCはレベルBとあまり変わらない
レベルCの難易度は、Bより格段難しくなるという訳ではありません。
それよりも「もう少し挑戦問題の種類を増やした」感じと言った方が適切かもしれません。
解説を読んでも親も理解出来ないという問題はもしかして数問あるかもですが、どれも分からなさ過ぎて困ったという事にはなりません。
「ウイニングステップ5年生 算数2 図形」の改善点
- ページ割があまりにも効果的なので、子供によっては取っ付き難いと感じることも。
- レベルAから比を使った図形問題があるので、比の理解が不十分な子供には難しく感じることも。
- 他の問題集にも言えることですが、解説の計算式に単位が書かれていないため、例えば「(60×3/4-10)×2」という式の「60」が問題中のどの数字を指しているのか分かり難い
- 難し過ぎないので、算数が大得意な子供にはこれでは物足りないかも。
- 中学受験用にはもうちょっと高度なものが必要な場合も。
理解を助けるドリルの紹介
陰山英男の完全習熟シリーズ図形プリント
この陰山先生の完全習熟図形プリントの素晴らしい点は、子供がどのようにひらめけばいいか、穴埋め式に学べるんですね!
この問題集の使い方としては
- 完全習熟図形プリントを最初から最後まで解いてからウイニングステップ算数図形に移る
- ウイニングステップ算数図形を解きながら、分からない単元のところ(面積を比から求める等)は完全習熟図形プリントの該当箇所を参考にして理解を深める
どちらでも良いと思います。うちは後者を採用しています。
ここで基礎的なひらめき力を付けると、ウイニングステップの問題の難易度も変化してきます。
算数の問題はひらめき→ひらめきの定着作業の繰り返し
実際娘に問題を解かせてみて感じ、実際私もそう思う事ですが、算数の問題は「ひらめき→ひらめきの定着」というプロセスがとても大切かなと。
そしてその定着をしっかりしたものにするために、同じドリルを繰り返して解く必要があるのだなと思います。
いやものすごく算数が得意な子は、こんな問題集も1回やればもう十分なのだと思います。
だけれどそういう子ばかりじゃないですよね。
この問題集はそうやって繰り返して解くことで味が出て来るものだと思いました。
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