驚きのニュージーランドの高校のランチタイム文化【ランチ抜きもあり!?】

ニュージーランドの高校のランチタイム文化【ランチ抜きもあり!?】現地校生活
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皆さんこんにちは。

ところで皆さん中学生・高校生の頃、学校の授業で定期的にお昼ご飯を食べ損ねる事ってありましたか?

私自身は一度もありませんでした。

もしかして突発的に何か起こって1回くらいあったかもしれませんが、定期的では全くありませんでした。そして皆さんもそうかなと推測しています。

しかし、ニュージーランドの娘の通っている学校(Secondary school、日本では高校)ではその「お昼ご飯抜き」が結構頻繁に行われているようです。

今回はこれについて詳しくお話したいと思います。

ちなみに私がこれからお話しする内容は、娘の学校のものであり、他の学校はどうなっているのか分かりません。願わくはむしろ違っていていてくれたらなと思います。

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娘が学校でランチを食べられない曜日

娘が学校でランチを食べられない日は定期的にあります。

それは月曜日・火曜日・金曜日

これは新年度から始まりました。

ランチを食べらない理由はいくつかあります。それは下の2つのミーティングに参加するから。

  • Mathexの練習…月曜日・火曜日
  • APSMOの練習…金曜日

Mathexは私が住む市の中学校・高校が参加する、大きなMaths competition(数学の大会)です。日本でも「数学オリンピック」ってありますよね?あれの自治体サイズバージョンです。

APSMOはオーストラリアの数学の統一試験のようです。
ただ、何故かAPSMOの担当の先生が休むことが多いので、金曜日は結果的にランチを食べられることが多いですが。

幸い娘は数学が好きなので、ランチタイムを使っての数学の練習を楽しんでやっているようです。しかし下校時にお腹が空いたと疲れ顔で言ってくるので、親としては気になっています。

5日あるうちの3日、ランチを取る時間が持てないって、日本ではなかなかないことですよね。

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校内イベントでまたランチタイム中止

そんな状態の学校生活ですが、昨日娘がこんなことを言ってきました。

「明日は校内イベントがあって、全員パジャマを着てこないといけないんだって。」
「パジャマを着て、サッカーとかあれこれ運動するの」

「ランチタイムを使って」

え、ここでまたランチタイムがキャンセルされるんですか…!ランチタイムを持ちたいという子どもがいても、その権利って無視されていますよね。

校内イベントをランチタイムに行うと決めた時、学校側は「子どもはお腹が空かないんだろうか?」と考えないのでしょうかね。

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ニュージーランドの食育について思うこと

娘から話を聞くに、学校のランチタイム事情は、こんな状態になっているのかなと推測しています。

  1. クラブ活動や校内イベントをランチタイムで行うことが常套化している
  2. ごはんを時間を掛けて食べられないから、事前にさっと血糖値が上がるチョコレート等の甘いものに生徒が走る
  3. それが習慣化され、授業の合間に甘いものを食べている生徒は、あんまりお腹が空いていないのでランチを取りたい気にならない
  4. それならやっぱりその時間に何か有意義な事をしましょうという学校の方針になる

1番のクラブ活動や校内イベントをランチタイムに行う事が常套化しているのは、多分「担任の先生方の勤務時間外になるから」等の理由なのでしょう。

日本の中学校・高校のクラブ活動を監督する先生方のご苦労を鑑みれば、この娘の学校の現状は仕方ないなとも思えたりもします。

しかし「子どもの食事時間はしっかり取らせる」のも教育じゃないのかなとも、やっぱり思えるのですよね。

そう考えると、ニュージーランドは子どもの食育をビックリするくらい蔑ろにしているのは、もし「お昼ご飯もしっかり取るべきです、間食こそ省くべきです」と言い出す子どもがいたら、正しいけれど学校側にとっては不都合なことも多いからなのかな?

…と、あれこれ考えてしまったりします。

まぁこれは私の憶測で本当の理由は分からないので安心してくだいね。(食育が蔑ろにされているのは本当ですが)

個人的に思うのは、いろんな名目で多く設けられている学校の体育の時間を多少削って、そこをクラブ活動の時間に充てても良いんじゃないかと。

ただ、「体は定期的に動いていないと&何か話していないと落ち着かない」文化の子ども達なので、それは難しいのかもしれませんね(笑)

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