やたらと詩人な小学生
先日娘を迎えに行ったときのお話。授業終了のベルが鳴り、沢山のちびっ子が教室から飛び出して来ました。娘はゆっくりな子なのでひとつ波が去った後に出てくるのですが、その間、私の横を沢山のちびっ子が通り過ぎて行きました。
その中に居た男の子2人組。私の横を開放感たっぷりな表情で通り過ぎて行ったんですが、その内の1人が少し黙った後にその友達にこう言ったのが余りにも衝撃的すぎて未だに忘れられません。
“Umm…”
“Today is Yesterday’s tomorrow.”
なんですかこれ、一体この「分かり切ったことをさも悟ったかのように言う」のって、こっちでなんか流行ったりしてるんですか?
毎日会うおじいちゃん
このおじいちゃんのことを書いたかどうか覚えていないのですが、娘を小学校に送る時に毎日会うおじいちゃんが居ます。最初はうちの夫がそのおじいちゃんと会うようになり、その後私も会うようになりました。何故最初夫だったのかと言うと、私が去年足首を骨折していたため、治るまでの送迎をパパに頼んでいたからですね。
そのおじいちゃんとはかれこれもう半年くらい毎日会っています。話すことは全く他愛のない内容で、主に天気、そして週末の出来事、それから身の回りの出来事くらいです。
そのおじいちゃんが今朝、こんな事を私に話してくれました。
「先日日本のライスクラッカーを貰った(買った)んだよ」
「食べたらすっごく辛くって、水いっぱい飲んじゃったよ、でも美味しかった」
「良かったら食べてみる?明日持ってくるよ」
日本のお菓子をそこまで気に入ってくれると私も何となく嬉しい気持ちになりましたが、何と明日持って来てくれるとは!毎日大した話もしない怪しいアジア人にここまで親切にして下さって本当にありがとうございます(涙
丁寧にお礼を伝え、明日を楽しみにしながらその場を後にしました。
午後迎えに行く途中でおじいちゃんと再会
その午後、娘を迎えに行く時間になりました。ちょっとだけ家を出るのが遅くなってしまい、速足で学校まで向かい、途中信号を渡ろうとした時のことです。横断歩道の向こう側にも誰かが立っているのに気が付きました。
…よく見たら、なんとおじいちゃん!!
ビックリしている私に、おじいちゃんはこんな事を言いながら手に持っているモノを見せてくれました。
「ホント良いタイミングだった!」
「あなたが3時ちょっと前にここを通るかなって思って」
「これを持ってきたんだよ!」
見ると、今朝話していた日本のライスクラッカー!
「今回は4袋しかないんだけれどちょっと食べてみて。もし気に入ったら今度一袋全部持って来てあげるから!」
そして少し私と会話した後に家に戻っていきました。
私にこれを渡すためにわざわざこの横断歩道まで来てくれたとは…。
本当に感謝感激です!!
異国の地に居ると、予想外のトラブルや嫌な場面にも多く遭遇することがありますが、こういった人情味溢れた場面もやっぱりニュージーランドならではなんですよね。こういう心が温かくなる場面、日本はもしかして過去に置いてきてしまったのかもしれないな…そう思った昼下がりでした。
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