驚かせようと思って

アイキャッチ画像 娘と育児
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人生万事塞翁が馬

娘を学校に送った帰り、青く広がる空を見ながらふと昔の事を思い出しました。丁度12年前って何やっていたんだろう…と。

12年前の私は結婚もせず普通に仕事をして、先輩や上司の不条理に泣き、それを晴らすかのように帰宅後や週末は趣味に明け暮れ、金曜日の夜たまにお台場で夜10時くらいまで1人ふらつき、今考えれば体に優しい食事をあまりとらず、ましてや日本から離れることになろうとは露にも思わず、好きなように生きていました。

趣味に熱中するがあまり、鍋でお湯を沸かしていることをすっかり忘れて放置し、キッチンを白い煙で充満させてしまったことは結構ありました。それを友達が酷く心配して電気ケトルを私に半ば強制的に買えと脅され勧めてくれ、仕事帰りビックカメラで買ってきたのはちょうど12年前の今頃かなと思います。

その頃から比べると私は結婚もし、子供も授かり、仕事を辞めて今度は子育てに明け暮れ、ビックリするくらい食べるものに気を付けるようになりました。夕方以降に出歩くなんてほぼなくなり、また全く自分の好きなタイミングでふらっとは動けない生活です。

しかし今から12年後はまた違うのでしょうね。その頃娘は成人し、面倒を見る必要はもうなく、体力はないかもしれないけれど自由な時間はあり、食べるものに気を付ける前にそこまで食べられなくもなり、食べ物以外で楽しみを見つけたりするのかなと。

生きるということは常に川の中で転がっている石のようですね。常に変化の中で動き続けている。さっき12年後の自分の予想をしてみたんですが、12年前に今の自分を予想できなかったように、12年後の自分も予想出来ないものなのかもしれません。何だか面白いですよね。

驚かせようと思って

先日チーズケーキを焼いたんですね。うちで焼くチーズケーキは砂糖が少な目で、ホールで出来上がる大きさに30gの量です。クリームチーズそのものが大大大好きな娘は、私が作る砂糖少なめのチーズケーキも大層気に入ってくれています。

そのチーズケーキが食べたいと夕飯前に娘が言い出しました。それならお野菜もお肉もご飯もしっかり食べたらチーズケーキも食べていいよと伝えると、それはそれは熱心にご飯を平らげ始めました。目的が定まったときの娘の、やる気に満ち溢れた姿と言ったらないですね。本当にビックリするくらい真っ直ぐです。

すっかりご飯を平らげた娘は、勝利を勝ち取ったかのような誉れに満ち溢れた表情で、ご褒美のチーズケーキを食べ始めました。一切れ食べて、お代わりを所望し、もう少しだけ更に食べました。

チーズケーキをすっかり平らげた娘。ご飯の量も相当な量だったのでお腹はもうはちきれんばかりです。正産期の妊婦さんよろしく、バランスを崩すまいとゆっくり椅子から降り、片付けを始めました。ゆっくり片づけをし、その後私と歯磨きを始めました。

歯磨き終わり、私はその他の作業をするために洗面所に残り、娘はパパがいる台所に行ってしまいました。そこで私は5分くらいの間で用事を済ませ、台所に行くと…

パパが座っている食卓の向こう、台所から別室に行く通路に、ふと娘の気配を感じたんですね。しかしその当の娘は、暗闇から台所に向かって水泳のスタートを切るようにジャンプして飛び込んできては、そのまま下に落ちて行きました。しかも左の肘を床に強打する形で、うつ伏せのまま倒れる形に。足はガニ股、一言で言うなら「轢かれたガマガエル」のような体勢でした。

そんな光景を目の当たりにした私はただただ驚いてしまい、一目散に娘に駆けつけ抱き起し、どうしたのかと理由を訊いてみると、娘は肘の痛みで半分泣きながらこうぽつりと答えました。

「ママをビックリさせたかったの…」

どうやら暗闇からバァっといきなり登場しては私を驚かせたかったようでした。
だけれど、途中で何かに足を引っかけて、出た瞬間に転んでしまったとの事。

悔しそうな表情の娘に私はこう答えました。
「安心して。目的は達成されたから。本当にビックリしたから。」

 

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