結局子育て論に正解はない

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子供を持って思うこと

娘を持ってから常に私の頭にちらついて離れない、それは子育て論です。初めての子供である娘を出産し、手探りで情報を収集し、そして10年経ちました。当初の情報収集のツールとしては主にインターネットでの情報交換の場、書籍、そして赤ちゃん用品を扱っているお店(赤ちゃん本舗とか、まぁ赤ちゃん本舗一択ですが)に来ている栄養士さん、そしてたまに会う保健師さんからでした。

しかし次第に問題が出てきました。具体的には特にインターネットのお母さん情報交換の場では、今にして思うと様々な形でのマウンティングが散見され、それで次第に使わなくなったところはあります。困っているお母さんのステータス、つまりは子供が第一子か第二子かでアドバイスする方の態度が違ったり、アドバイスの根拠を突き止めていくと結局はその人の感情論だったりで。

そこを使わなくなってから色んな人の「アレが正義」「コレが正義」論を沢山見てきたんですが、最近私なりに思う所が固まってきました。皆さんはもうとっくのとうにご存知かもしれませんがこの子育て論について私の思う所を改めて書いてみたいと思います。

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子育て論の是非

私が強く思うのは子育て論に正解はないということです。

娘が生まれた時に既にそうでしたが世の中には沢山の子育てメソッドが溢れています。私のような全く未経験で周りにその経験をしている人が居ない人は特にそういう本を読む方も多いのではないでしょうか。ひとえに子供のためを思ってですよね。そしてこのメソッドが有効でない、もしくは頑張ったのに出来なかったと一喜一憂するんですよね(はい私がそうでした)。

 

しかし今思うと「子供はみんな違ってみんな良い」と言っておきながら子育てメソッドは「これだけが正義、後はクソ」というのは、完全に矛盾しているように思うんです。結局1つのメソッドで育てられた子供は、みんな一様な性格になるでしょうし、それは「みんな違ってみんな良い」とは対極をなしてしまうだろうなと。

 

また1つのメソッドだけに固執してしまうと、あんなにビックリするくらいに個性の強い赤ちゃんたちですから、絶対一定数は上手く機能しないケースが出て来るでしょう。その時お母さんはヤケクソにならないでしょうか。子供に当ったりしないでしょうか。そういう所も含めて私は1つに固執するのは危険だと思っています。

 

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具体的に言えば怒らない育児も聞こえはいいでしょう。しかし体験ベースで言わせてもらうなら、その弊害も出て来ているなと感じています。

子供はすごく正直で、親の言う言葉は全く聞いていないけれど、親の真剣度はものすごくしっかり見てきます。

だからこそ優しく言っても左から右に抜けていくのに、一度怒ると子供も意味不明に怒ったりビックリするくらいにしょげ返ったりしますよね。そんな反応を見せるくらいならなぜ優しい内に親の話を聞かないのかと思いますし、現にいま、世界中で一番私がそう強く思っていますが、結局は子供なんですよね。そんな相手に怒らずに何かを窘めても何が伝わるでしょうか。伝わらないと思います。現にうちは1つも伝わりません。何かを不注意で無くし、私が「はさみちゃん悲しがってるよ」とか言ったところで「そっか~」で右から左です。「ゴルァ、何でもかんでも無くすな!!元あった場所に戻せといつも言ってるだろ!!今すぐ探せ!!」と雷を落としたほうが10000倍心に響きます。怒るという事は親が理性より生の感情をむき出しにしているから(真剣だから)、子供の心に響くんですよね。

 

いや優しく言って伝わるお子さんならこれは抜群に有効だと思います。多分これが一番じゃないかな。でも世の中には怒らないと耳に入って行かない子供が確実に一定数居るし、そういう子には不向きだなと。そしてこういう供たちが怒られたという経験がないまま(いや叱ったけれど子供の心に響いていない)意味不明な自信だけ逞しくして、大きくなった時にビックリするような事をするのかなと私は思っています。

 

もっと言うならば、親からの体罰は100%何が何でも絶対的に問答無用に悪いかというのは、これまた違うんじゃないかなと思います。暴力が禁止の国のニュージーランドで言うのはかなり憚られますが、特にやんちゃな男の子にはこの子育て論は厳しいのではないでしょうか。私も勿論体罰はいけないことだと思っています。しかしそれ以上に守らないと、知らせないといけないものがある時は、もうそれは親の判断なのかなと思わざるを得ないんですよね。とはいえこちらは体罰は禁止の国ですから、あくまでも日本に於いてという事で言わせてください。

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何が結局良いのか

こんなに色んなメソッドをアレコレ否定して私もあまりいい気持ちではありませんが、じゃあ結局私は何を良いと思っているのかというところですよね。

私が思うには、結局のところ、教科書的なものでは全く無くて、あくまでもその子供と親の関係性で培われるものが、その家庭にピッタリなんじゃないかと思っています。ウチはウチ、ヨソはヨソです。マイルール万歳です。

しかしそこで忘れてはいけないなと感じているのは、そこに親としての愛があるのかないのか。これだけは外してはいけないと私は確信しています。反対にこれがあれば、子育て論としては、どんなものでもアリであって、遊びを持たせても良いのではないでしょうか。私はマイルールを全力で推進していきますが、他のご家庭のルールにも最大の敬意を表したいと思っています。

 

こんな事を書いている私ですが、実際褒められた育児をしている訳でもなく、毎日が反省の日々です。でも私の日々の反省点から綴る私の戯言が読まれた方の何か役に立つものがありますように。私もそうですが肩の力がどうしても張りがちです。お互いに良い方法が見つかりますように。

 

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