皆さんこんにちは。
前回「世界でいちばん素敵な宇宙の教室」について、宇宙に興味のある子供にはオススメと書きましたが、
実はもう一冊頂いていたので、そちらの本もレビュー出来たらと思います!
その本は
世界でいちばん素敵な科学の教室
(発行:三才ブックス/監修:多摩六都科学館天文グループ)
こちらは科学全般の内容を扱い、特に科学の歴史について掘り下げて解説しています。
「いま当たり前のように用いられている科学の知識は一体誰が発見したのか」という所に興味のある子どもにはオススメな本です。
そうでない子供にもその写真の素晴らしさに、ただ見ているだけでも楽しい1冊となるでしょう。
どういう所が子どもにおすすめなのか、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
子どもにおすすめポイント1ー写真がとにかく多くて綺麗
「世界でいちばん素敵な科学の教室」も他のシリーズと同様、1ページ毎に多くの写真があり、その写真はどれも素晴らしいものとなっています。
書いてある内容よりも、子どもは最初にまずこの写真の素晴らしさに目を引かれ、そして次の写真を見たくて、どんどんとページをめくっていくことになるかなと思います。
個人的には
- 土星の北極で現れたオーロラの写真
- 土星から見た地球と月の写真
- 3800倍に拡大した人の赤血球の写真
が特に素晴らしかったです。
子どもにおすすめポイント2ー大きく貢献した歴史上の科学者を学べる
私達が子どもの頃、学校で習う「DNA」「生物の進化」「ブラックホール」等々。
これらについては、私達は教科書だけで学べる立場にいますが、それは昔の科学者がその人生を掛けて熱心に研究した結果でもあります。
「世界でいちばん素敵な科学の教室」ではそういった「過去に大きく科学に貢献した科学者」が誰で、一体どんな功績を残したのかを知ることが出来るんですね。たまにはクスッとなるエピソードもあるので、特に過去の偉人について興味がある子どもにはおすすめです。
個人的にはアルキメデスの紹介が一番好きです。
嫌々やらざるを得ない時にでもチャンスは転がっているものですね!
子どもにおすすめポイント3ーQ&Aには子どもが抱きがちな質問が
このシリーズは多分全部そうなんだと思うんですが、「世界でいちばん素敵な科学の教室」もQ&A形式で進んで行っています。
その質問にはそんなに難しくない内容が取り上げられているんですね。
まさに子供が抱きがちな疑問のようです。例えばこんな質問があります。
- お風呂に入るとフワッとするのはなぜ?
- 星占いも科学の一種だったの?
- 血液はなぜ赤いの?
- 雷の電気は利用できないの?
こういった質問に対し、この本は端的に説明がなされているのですが、それが科学的であり分かりやすいです。
こういった質問に対しての答えはなかなかお目にかかることが少ないので、子どもだけではなく、大人も感心することでしょう。
たまに難解な言葉も出てきますが、そこまで高度に難解なわけでもないですし、頻度も多くありません。もしそれでも子どもにとって難解過ぎるなら、個人的には1行目の大きな文字の部分だけ読むのをおすすめします。
子どもにおすすめポイント4ー普段目にできない写真たち
これはポイント1と被る所があるのですが、「世界でいちばん素敵な科学の教室」には「世界を変えた科学の絶景」という特集があり、そこで普段目にできない写真も紹介されています。
私が特に目を引かれたのは
- 土星から見た地球と月の写真
- 360万年前の人類の祖先の足跡化石
でした。
特に土星から見た地球と月には感動しました。私達が住んでいる地球があんなに小さいなんて、ましてや月なんてポチっとあるかないかくらいの存在でした。
こういう写真を見るたびに自然の偉大さにただただ感動するばかりになります。
こんな感動を子どもにプレゼントできるのって素敵ですよね。
いかがでしたでしょうか。
改めてまとめると、この本は
- 歴史上、科学に大きく貢献した科学者・偉人に興味がある
- 日々身の回りに起こることについて「なぜ?」と度々不思議に思う
- 綺麗な写真が大好き
な子どもにとっては、本当におすすめな本になっています。
何かの参考になりますように。
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